三省堂書店 出版事業部

出版物のご案内

    『必然の帝国 新大陸における奴隷制、自由、欺瞞』グレッグ・グランディン(著)、佐藤 成男(訳)

    出版物タイトル 必然の帝国 新大陸における奴隷制、自由、欺瞞
    分類 人文・社会
    著者 グレッグ・グランディン(著)、佐藤 成男(訳)
    定価 本体4000円+税
    発行 2025年6月
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    判型・ページ数 A5判並製・436ページ

    内容紹介

    ≪トライアル号≫、いやメルヴィルが≪サン・ドミニク号≫と船名を替えたこの船は、アメリカの「メタファー」であった。

    シムズ裁判の四年後に書かれた「ベニート・セレーノ」は、1850年代のアメリカ社会の行き詰まりを捉えている。この作品は、連邦瓦解に繋がり兼ねない奴隷制度廃止を選ぶか、あるいは奴隷制を放任し、ある者の自由の追求が他の者の奴隷化を必然的に伴うという事実を容認するか、という受け入れがたい二つの選択肢に板挟み状態に置かれた合衆国を描いたものである。本書は「ベニート・セレーノ」のモデルとなった奴隷船の反乱事件について、グレッグ・グランディンが歴史的に検証した研究の訳書であり、新大陸の奴隷制度を考察する上で避けて通れない重要史料である。

    『チベットの迷宮 ポタラ宮殿』永橋 和雄(写真/文)、田中 公明(解説)

    出版物タイトル チベットの迷宮 ポタラ宮殿
    分類 芸術・建築・理工
    著者 永橋 和雄(写真/文)、田中 公明(解説)
    定価 本体2800円+税
    発行 2025年6月
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    判型・ページ数 B5変型上製・128ページ

    内容紹介

    「ポタラ宮殿」の雄姿と伝統を留めた最終写真集

    かつて、ポタラ宮殿はダライラマ五世の聖俗両権掌握の権威を象徴する記念建造物としてあり、現十四世まで3世紀以上、威容を誇りつつチベット仏教の観音霊場としてチベットと共にあった。宮殿は年々その取り囲む環境を変貌させ、世界文化遺産への登録などを画期に今や博物館へと変貌した。本書の写真は1980年代に撮影されたものであり、主なき抜け殻のポタラではなくダライラマ十四世が居宮する幻を挿入し、多くの巡礼者たちが法悦の表情を浮かべる姿を活写し、宮殿本来の姿を永久に留めんとした、最終写真集である。
    解説は、密教、仏教図像、チベット学の権威、田中公明氏が担当し、「ポタラ宮の歴史と現状」と題し、本書を総括する。

    『ことばの森を歩く』金藤 泰伸(著)

    出版物タイトル ことばの森を歩く
    分類 教育・学習・語学
    著者 金藤 泰伸
    定価 本体2500円+税
    発行 2025年6月
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    判型・ページ数 A5判並製・416ページ

    内容紹介

    【おもな内容】
    第一章 観察と表現
    すべてはことばありてこそ存在す
    第二章 辞書に遊ぶ
        補論 「分詞⇒動形容詞」再考
    第三章 表現を観察する
        Ⅰ 新語・新義探索「OALD漫歩」
        Ⅱ 言語感覚の東西
        Ⅲ 補遺篇・辞書に遊ぶ
        Ⅳ 表現を観察する

    『真説 楠木正成とその一族 橘朝臣正成の実像に迫る』袴田 耕司(著)

    出版物タイトル 真説 楠木正成とその一族 橘朝臣正成の実像に迫る
    分類 人文・社会
    著者 袴田 耕司
    定価 本体1300円+税
    発行 2025年6月
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    判型・ページ数 四六判並製・146ページ

    内容紹介

    「楠木氏は敏達天皇・橘諸兄を始祖とする一族である」この重大な史実が本書で証される

    先賢による「楠木正成」研究は、その出自を武装民や一介の土豪の家柄などと推定して「知られざる実像」に迫るという、屋上屋を架す愚挙に終始している感を禁じ得ない。本書に於ける史実の発見により「真実の楠木正成」研究が開始されることを切に願う。

    目次

    第一章 楠木氏の出自
    第二章 楠木正成の生誕前後
    第三章 楠木正成の誕生から挙兵直前まで
    第四章 楠木正成の挙兵から鎌倉幕府滅亡まで
    第五章 建武の新政と楠木正成
    第六章 京都攻防戦 
    第七章 楠木正成の最期
    第八章 楠木正成亡き後の動向
    第九章 「楠木正成とその一族」の縁の史跡

    『オリジン 竹取物語と結衣子』キサエ・カケフ(著)

    出版物タイトル オリジン 竹取物語と結衣子
    分類 文芸
    著者 キサエ・カケフ
    定価 本体2200円+税
    発行 2025年6月
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    判型・ページ数 A5判並製・338ページ

    内容紹介

    「竹取物語」という古典作品に刻まれた先史遺産(オーパーツ)

    すべてのもののオリジンは宇宙であり、すべてのものは宇宙のコアエネルギーを継承している。結衣子のかぐや姫としての壮大なタイム・トラベルの物語を通して、人類・自然が地球の地で科学・文明を発達させ、やがて「ふるさと」である宇宙へ帰趨するという生命久遠のエグザイルがここに描出される。

    『宗教思想の理解と批判 キリスト教、仏教、日本宗教の展開と論点』仲島 陽一(著)

    出版物タイトル 宗教思想の理解と批判 キリスト教、仏教、日本宗教の展開と論点
    分類 人文・社会
    著者 仲島 陽一
    定価 本体2500円+税
    発行 2025年6月
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    判型・ページ数 四六並製・310ページ

    内容紹介

    弥縫なき論理、快刀乱麻の断口で宗教を「思想」する

    宗教は「いま」話題である。宗教は幾度も無用論を提される歴史局面を体験してきたが、なかなかに根強い。本書は、教師として基本的な知識を提供し、研究者として自らの見解を示し、思想家として賛否を「大まじめ」に示すものである。

    【本書の構成(抜粋)】
    第一部 キリスト教 
    福音書を読む/キリスト教教義の形成について/『新約聖書』における「魂」の概念/マリア信仰における憐みの心性について
    第二部 仏教 
    「スッタニパータ」/「倶舎論」/「涅槃経」/「浄土三部経」/「法華経」/「盂蘭盆教」/「今昔物語」/「日本三大悪僧」/樗牛・莞爾・慎太郎
    第三部 日本の宗教
    出雲大国は存在したか?/神道略史/自然成仏の思想と文化/八幡神社の話

    『アダムの末裔 -人類史の終焉-』佐藤 将博(著)

    出版物タイトル アダムの末裔 -人類史の終焉-
    分類 人文・社会
    著者 佐藤 将博
    定価 本体2000円+税
    発行 2025年6月
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    判型・ページ数 四六判上製・272ページ

    内容紹介

    人はなにゆえに生まれ如何に逝くべきか

    この問題は古から語られ続けてきた。今日人類は存亡の危機を意識し始め狼狽の体である。この情景は現代文明の価値観に突き動かされた生活活動の必然的結果である。万象はビッグバンに始まる物質的宇宙の進化に由来し、ここに世界の認識と創造の宇宙史的使命を担った人類の出現をみる。人類が滅亡の危機を克服し悠久の進化を遂げるには、この世界観の現実化に価値を置いた文明を創造することである。

    『闘争の社会学』浦島 一郎(著)

    出版物タイトル 闘争の社会学
    分類 人文・社会
    著者 浦島 一郎
    定価 本体1800円+税
    発行 2025年6月
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    判型・ページ数 四六判並製・232ページ

    内容紹介

    本書は混迷する現代を覆う思考閉鎖(停止)に風穴を開けようとする異端の書であるが、「平和と平等」主義の偽善を暴く、反「リベラル」の決定版でもある。例えば本書の主題の一つである競争とは、ルールに従う闘争であり、競争は格差や不平等を生じさせるからと言って否定すると、ルールや法が壊れて闘争に戻り、格差どころか残虐な弱肉強食や弱者切り捨てが始まる。(本書「総論」より)

    『感動を生む「往還性」 -日本文化の深層の美意識-』宮本 宣浩(著)

    出版物タイトル 感動を生む「往還性」 -日本文化の深層の美意識-
    分類 芸術・建築・理工
    著者 宮本 宣浩
    定価 本体1300円+税
    発行 2025年5月
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    判型・ページ数 A5判並製・100ページ

    内容紹介

    「美」が、行ったり来たりしている。
    「渋さときらびやかさ」、「無飾と装飾」、「簡素と豪華」、「具象と抽象」。日本文化は、これらの往還による「美」の沃野である。これらの日本の文化に通底する「往還性」は、異質なもの同士の調和を育み、その意外性により人の心に感動を生みだす。それは異種調和の淵源にあり、心の琴線に触れるもの創りの奥義へと昇華する。

    【本書の構成】
    第一章 日本文化の「往還性」
    第二章 往還する日本文化
    第三章 日本独特の美意識について
    第四章 日本に「往還性」の美意識が育まれた背景
    第五章 「往還性」による貢献

    『朱鷺よ』安田 和夫(著)

    出版物タイトル 朱鷺よ
    分類 文芸
    著者 安田 和夫
    定価 本体1500円+税
    発行 2025年5月
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    判型・ページ数 四六判並製・330ページ

    内容紹介

    赤ちゃんゼロ問題による人類滅亡の危機
    人類再生の希望となる
    ZXY型DNAを持つ女性カノンを救え!

    問題の本質は何か、自分がいま行っていることは何なのか、
    怒りを超え、自分を超え、
    最善とは何かを改めて自分に問うた。

    『暁霞 江頭晋 文学作品集』江頭 晋(著)

    出版物タイトル 『暁霞 江頭晋 文学作品集』
    分類 文芸
    著者 江頭 晋
    定価 本体1800円+税
    発行 2025年4月
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    判型・ページ数 四六判上製・264ページ

    内容紹介

    元国語教師による恩愛流れる小説と、登山の限りない喜びに溢れる紀行と、新視点で読み解く「舞姫」と

    小説では、青春の蹉跌、骨肉のしがらみ、新婚生活と子育て、教え子をめぐる追憶を描き、山岳紀行では、時に諧謔を交え、時に史書・地誌を温ね、時に詩魂を呼び覚まし短歌をひねり出す。論説では、森鷗外「舞姫」の原文と中国語翻訳文を併記し、その訳し方を解説展開する中、屡々翻訳文の表現の妙味に賛嘆し、果ては作品のテーマの今日性にまで言及する。

    【本書の構成】
    第一部 小説 (ガード下の子守歌/返照/揺曳の夏/サボテン)
    第二部 山岳紀行 (夏よ、久しかりけり/ヒメシャラに寄す/立山吟遊)
    第三部 論説 (森鷗外の「舞姫」は中国語でどう翻訳されたか)

    『般若心経より学ぶ』 舟本 孝治(著)

    出版物タイトル 『般若心経より学ぶ』
    分類 人文・社会
    著者 舟本 孝治
    定価 本体1100円+税
    発行 2025年4月
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    判型・ページ数 四六判並製・152ページ

    内容紹介

    人は独りで生きているのではない。複雑な人間関係と向き合う心は「好き・嫌い・愛・憎しみなど」のあらゆるものを造り出す。この心を巧みに生かす智慧とは
    色即是空 空即是色を問う。認識の対象は縁起により生じ、仮の姿だ。認識の主体も縁起により生じた仮の姿なのだ。

    『改訂増補版 行政書士のための相続実務マニュアル』初見 孝(著)

    出版物タイトル 改訂増補版 行政書士のための相続実務マニュアル
    分類 人文・社会
    著者 初見 孝
    定価 本体2700円+税
    発行 2025年4月
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    判型・ページ数 A5並製・250ページ

    内容紹介

    行政書士のための実務に根差した、実務に役立つ初めての相続業務の体系書です!―業務が広がる・夢がかなう―

    目次
    第一編 総論
    第二編 相続業務
    第三編 遺言業務
    第四編 家族信託
    第5編 遺産分割と税金
    第6編 資料(文例)

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    『外国語教育用語事典』 佐野 富士子(著)

    出版物タイトル 『外国語教育用語事典』
    分類 教育・学習・語学
    著者 佐野 富士子
    定価 本体3600円+税
    発行 2025年3月
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    判型・ページ数 A5判並製・646ページ

    内容紹介

    最近の応用言語学における外国語教育の発展は目覚ましく、英語教育学や第二言語習得論はもとより、音声学、語彙論、語用論、テスティング論、研究方法論、ICTなど幅広い分野が統合されている。しかしながらこれらを統合する外国語教育学の全体を理解するための書籍は極めて乏しいため、読者に外国語教育(英語教育)、応用言語学全般に必要な知識を提供し、研究を進める参考にしていただくとともに、実践との橋渡しを期待して刊行。

    『閑話九十休題』 土方 太郎(著)

    出版物タイトル 『閑話九十休題』
    分類 ノンフィクション
    著者 土方 太郎
    定価 本体900円+税
    発行 2025年2月
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    判型・ページ数 B6判並製・304ページ

    内容紹介

    旅逝く人を見送って

     一人一人の人生は壮大な物語であり、死をもって完結する。
    看取る医師がいなければ、最後の書類は警察医が発行する。
     診療所の前には、今朝も迎える車が待つ。

                       一警察医の想い

    『ウェールズ語辞典』 石井 淳二(著)

    出版物タイトル 『ウェールズ語辞典』
    分類 教育・学習・語学
    著者 石井 淳二
    定価 本体3500円+税
    発行 2025年3月
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    判型・ページ数 四六並製・618ページ

    内容紹介

    本邦初・堂々完成‼
    派生語も豊富に収録。

    20世紀のウェールズでは言語的には「英語化」、文化的には「イングランド化」が進み、ウェールズ語話者が人口の約20%にすぎない時期があった。現地の大学で学んだ著者がその文化の発展を願いまとめた渾身の一冊。

    『野原さんぽ 里山あるき』 小野 養(著)

    出版物タイトル 『野原さんぽ 里山あるき』
    分類 文芸
    著者 小野 養
    定価 本体1400円+税
    発行 2025年3月
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    判型・ページ数 四六並製・212ページ

    内容紹介

    90歳の絵日記。
    タンポポの小径を歩いてゆけば、足腰の不具合も忘れ、ウグイスの鳴く音(ルビ:ね)につい誘われて、東京郊外の里山に住みつき描き続けた絵日記

    『家族のそよ風  耳をすませば幸せのこだまが聞こえてくる』
     松槗 秀晧(著)

    出版物タイトル 『家族のそよ風  耳をすませば幸せのこだまが聞こえてくる』
    分類 絵本・児童書・コミック
    著者 松槗 秀晧
    定価 本体1500円+税
    発行 2025年1月
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    判型・ページ数 B5変型上製・64ページ

    内容紹介

    幸せの原点は、両親の温もりを運ぶ「家族のそよ風」にあり

    『三つ児の魂百までも』。これは洋の東西を問わず大切にされてきた古訓です。「幸せ」は人間の永遠のテーマ。それは何よりも、幼い時からの両親の温もりが流れている家庭を必要とするものです。「世の中の平安」も「世界平和」もこれなくしてはあり得ません。“人の美しい輝きは懸命に生きる姿”にあります。激しく渦巻いた日本の「近代」、この本は“幸せの原点”を考えさせてくれるものと思います。(著者のことば)

    『電磁気学(現象と理論)』 藤田 丈久(著)

    出版物タイトル 『電磁気学(現象と理論)』
    分類 芸術・建築・理工
    著者 藤田 丈久
    定価 本体1000円+税
    発行 2025年2月
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    判型・ページ数 A5判並製・228ページ

    内容紹介

    自然科学の研究においては疑問がすべての原動力であり、その「何故」を幾つかの基本法則を基にして解決してゆこうとする学問が物理学である。例えば最近の疑問の一つとして、電話の有線通信と電波による無線伝達がほとんど同じスピードになっている事実がある.電波は光なので光速による伝達は当然であるが、有線通話の情報伝達は電子の運動によっており、それでも光速に負けないのは何故だろうか?この疑問には,この教科書を読み進み、きちんと理解できれば正確に答えることが可能となる。「はじめに」より)

    『心疼く』 高橋 しげを(著)

    出版物タイトル 『心疼く』
    分類 文芸
    著者 高橋 しげを
    定価 本体1400円+税
    発行 2025年2月
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    判型・ページ数 A5判上製・54ページ

    内容紹介

    ギラギラ輝く大海 岩と戯れ

    心疼く 夕暮れの地水線

    運命線、感情線たどって、どこまでもどこまでも考える。思考力が湧いてくる。心底から相手の言葉を理解しようと努力をする。本気の言葉って何だろう。心に残る真実の言葉を求め続ける一塊の詩魂がここにある。

    収録作品(抜粋)
    なのに/ジャニーギター/スゲイ ドキリダヨー/青い空に手折/木漏れが〇〇〇/心に心が/孕む心/土砂降りの雨/ひとりぽっち