出版物のご案内
『「技道」21世紀における“モノづくり”の基本』 牧英夫・谷口芳夫(著)
出版物タイトル | 『「技道」21世紀における“モノづくり”の基本』 |
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分類 | 芸術・建築・理工 |
著者 | 牧英夫・谷口芳夫 |
定価 | 本体2000円+税 |
発行 | 2019年5月 |
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判型・ページ数 | A5判・222ページ |
内容紹介
モノづくりを志す者が念慮すべき、モノづくりに関する基本倫理から人材・組織育成
そして企業不祥事の検証・ケーススタディーに至るまで全プロセスを詳解。
「天道に従順、人道に固執」を基本理念とし、
「知的労働性瀬安静の向上」による「最小資源から最大の価値創出」を主眼に置き、
「人づくり・組織づくり」をいかに実践していくか、「技術」から「技道」へのパラダイムシフトを提唱する。
巻末には横山孝三の古典的論文『技道論』を掲載。
目次
第1章『技道』21世紀における“モノづくり"の基本
第2章 P 「心」と「知」を追求する組織
第3章 D つくる(What, Why, How)
第4章 C 品質保証
第5章 A 製品工学
第6章 PDCAを回し続ける
横山孝三著『技道論』
『モロッコのリーフ戦争とアブドゥルカリーム―ワタン防衛のスペイン賄賂とドイツスパイ資金―』 江里光照(著)
出版物タイトル | 『モロッコのリーフ戦争とアブドゥルカリーム―ワタン防衛のスペイン賄賂とドイツスパイ資金―』 |
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分類 | 人文・社会 |
著者 | 江里光照 |
定価 | 本体2500円+税 |
発行 | 2019年4月 |
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判型・ページ数 | A5判・198ページ |
内容紹介
モロッコのナショナリズムの源泉
モロッコ国民の心に生きつづける
独立運動の先駆けムハンマド・ブン・アブドゥルカリーム・ハッタービー。
アラビア語スペイン語史料、仏英独露タマジグト語ヘブライ語文献を使用した国内初の、
リーフ戦争(1921-26)前半の本格的な研究書。
指導者ムハンマドを取り巻く、父親・弟、職場のスペイン人上司・司令官・高等弁務官、
アブー・ヒマーラ、アムジヤーンなどを多彩に活写した研究者待望の一冊。
目次
第一章 リーフまたはワタンとは何か
第二章 アブー・ヒマーラ反乱とアムジヤーンのジハードでの
アブドゥルカリーム父子
第三章 ペンシオナードスとワタン
第四章 第一次世界大戦とアブドゥルカリーム父子
第五章 ドイツスパイ資金とカーディー・アブドゥルカリーム
第六章 アブドゥルカリーム父子のスペイン協力復活
第七章 第一次世界大戦終結とアブドゥルカリーム父子
第八章 ベレンゲール高等弁務官とシルベストレ司令官
第九章 アブドゥルカリーム父子の対スペイン抵抗
第十章 1921 年リーフ戦争の展開
『国際観光旅客税と観光政策』 盛山正仁(著)
出版物タイトル | 『国際観光旅客税と観光政策』 |
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分類 | 人文・社会 |
著者 | 盛山正仁 |
定価 | 本体3300円+税 |
発行 | 2019年4月 |
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判型・ページ数 | A5判・402ページ |
内容紹介
2020年東京オリンピックを目前に「居ながら輸出」として脚光を照び続ける観光政策
豊かな「観光立国日本」実現への提言
本年1 月7 日から運用が開始された「国際観光旅客税」。
その目的、基本方針、ポイントなどを懇切丁寧に解説。
また、今日の観光の現状分析、今後の観光政策ビジョンについても広範に言及。
著者は、本件に自民党交通部会長として関わり、
国会での幅広い議論に奔走した斯界の第一人者である。
新税には早くも各方面から大きな期待が寄せられており、
各地で自ら観光財源を求める動きの契機ともなっている。
本書に於ける広範な問題提起は、
全ての観光関係者、地方自治体、DMOの諸氏の共感を呼ぶことは間違いなく、
まさに時宜に適った好著である。 (日本コンベンション協会 相談役 舩山龍二)
目次
第1章 国際観光旅客税の創設
第2章 国際観光旅客税の概要
第3章 観光の現状と課題
第4章 国際観光旅客税に対する期待(対談)
観光関係資料(観光年表、国内観光関連組織の変遷)
『改訂版 世阿弥の謎』 森田恭二(著)
出版物タイトル | 『改訂版 世阿弥の謎』 |
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分類 | 芸術・建築・理工 |
著者 | 森田恭二 |
定価 | 本体1600円+税 |
発行 | 2019年3月 |
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判型・ページ数 | 四六判・188ページ |
内容紹介
能楽で有名な世阿弥は花伝書の著者であり、数多くの謡曲の作者である。
その生涯については、謎につつまれている。
一つめの謎はその出自である。二つめはなぜ佐渡島にながされたか、
三つめはなぜ佐渡島から許されて帰還できたか、四つめはいずれの地で死去したのか、である。
本書はこの四つの謎に挑戦する。
目次
第1章 中世猿楽者の存在形態
「新猿楽記」に見られる猿楽者
修正会・修二会等と寺辺の猿楽者 ほか
第2章 世阿弥の生涯
寺辺の猿楽者の系譜
世阿弥の出自 ほか
第3章 宇治猿楽の時代―群小猿楽座の実態
宇治猿楽の起源をめぐって
宇治猿楽と興福寺 ほか
第4章 「大乗院寺社雑事記」に見る薪猿楽関連資料の検討
「大乗院寺社雑事記」に見る薪猿楽
薪猿楽関連史料の検討
『疾病征圧への道 下 医療イノベーション実践篇』 福島雅典(著)
出版物タイトル | 『疾病征圧への道 下 医療イノベーション実践篇』 |
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分類 | 健康・医療 |
著者 | 福島雅典 |
定価 | 本体2500円+税 |
発行 | 2019年3月 |
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判型・ページ数 | 四六判・768ページ |
内容紹介
我々の目指すところは疾病の克服、
予後の絶対的向上である。
文部科学省による医療イノベーション創出国家プロジェクトを軸に、
描いたビジョンをどのようにして実現できたのか、
いかにしてアカデミアに強大なR&Dパイプラインが確立できたのか
――その歴史的な証言録
目次
トランスレーショナルリサーチセンターの形成
アカデミックリサーチオーガニゼーション(ARO)の形成
AROグローバルネットワークの構築
販売情報
『疾病征圧への道 上 科学・医学篇』 福島雅典(著)
出版物タイトル | 『疾病征圧への道 上 科学・医学篇』 |
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分類 | 健康・医療 |
著者 | 福島雅典 |
定価 | 本体2500円+税 |
発行 | 2019年3月 |
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判型・ページ数 | 四六判・640ページ |
内容紹介
人類は漸く疾病征圧への道を
着実に歩き始めている。
インフォームド・コンセントを日本に根付かせ、
四半世紀を医療イノベーション創出にかけた著者による
――臨床科学の集大成
目次
医師として 愛知県がんセンター
教育者として 京都大学
科学者として 臨床研究情報センター
販売情報
『ヒロ・コバヤシ「万葉集」一人旅 「万葉歌人 大伴家持の実母」を求めて「大伴家持の実母は丹生女王」説の提唱』 小林紘(著)
出版物タイトル | 『ヒロ・コバヤシ「万葉集」一人旅 「万葉歌人 大伴家持の実母」を求めて「大伴家持の実母は丹生女王」説の提唱』 |
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分類 | 人文・社会 |
著者 | 小林紘 |
定価 | 本体2200円+税 |
発行 | 2019年3月 |
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判型・ページ数 | A5判・404ページ |
内容紹介
二十年に及ぶ『万葉集』一人旅を経て、
今なおなぞに包まれた万葉歌人・大伴家持の母を、
真摯な史料検証と緻密な年齢考であぶりだす、
まるでミステリー小説のような歴史的研究。
目次
第1部 「大伴家持の実母は丹生女王」説の提唱
第2部 丹生女王が丹生王と呼ばれていた若い頃の交友関係
第3部 「大伴旅人の妻、大伴郎女と、今城王の母、大伴女郎は同一女性」説の検証
第4部 柿本人麻呂と皇族の関係~柿本人麻呂の最晩年の考察
第5部 『万葉集』の完成に貢献した石川郎女と大原今城
『宗家を救え―歌人武将の応仁の乱』 吉村久夫(著)
出版物タイトル | 『宗家を救え―歌人武将の応仁の乱』 |
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分類 | 文芸 |
著者 | 吉村久夫 |
定価 | 本体730円+税 |
発行 | 2019年2月 |
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判型・ページ数 | A6判・253ページ |
内容紹介
和歌で城を奪還した、古今伝授の祖
美濃国郡上の領主にして歌人武将としても聞こえた東常縁。
騒乱のさなか滅亡した千葉一族宗家の再興を
将軍足利義政より下命された常縁は、
人間青山の覚悟で東下する。
しかし世は応仁の乱世。情勢はままならないばかりか、
常縁不在の郡上篠脇城が斎藤妙椿によって奪われる。
失意の中で詠んだ望郷の歌。それを受けた妙椿は――。
『革新的聖書論考』 有馬七郎(著)
出版物タイトル | 『革新的聖書論考』 |
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分類 | 人文・社会 |
著者 | 有馬七郎 |
定価 | 本体3000円+税 |
発行 | 2019年1月 |
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判型・ページ数 | 菊判・326ページ |
内容紹介
原初言語「コイネー」への真摯なアプローチにより
聖書の精確な系譜を論考する革新的な一冊
邦訳聖書において、誤訳されるか不適切に訳された聖書箇所について、
原初言語との真摯な比較検討により考究する。
また、現行の主要なギリシア語新約聖書を初めて4分類し、
主要な20のGreek textを解説。
コイネーの特性を生かしたギリシア語の読み方を紹介した革新的な研究書。
『クッキとシルバーキング』 大塚静正(著)
出版物タイトル | 『クッキとシルバーキング』 |
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分類 | 絵本・児童書・コミック |
著者 | 大塚静正 |
定価 | 本体1200円+税 |
発行 | 2019年1月 |
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判型・ページ数 | 菊判・106ページ |
内容紹介
ハラハラドキドキ大冒険 ともしび諸島の鳥たちを救え!
高い空のかなたから流れ星のように落ちてくる物体があります。
その物体こそ恐ろしいトリトリ星から来た宇宙船だったのです。
『企業会計で読む国の財政』 堀内三郎(著)
出版物タイトル | 『企業会計で読む国の財政』 |
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分類 | ビジネス |
著者 | 堀内三郎 |
定価 | 本体2000円+税 |
発行 | 2019年1月 |
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判型・ページ数 | A5判・244ページ |
内容紹介
今まさに破綻しようとしている国の財政に関し、
長年企業会計をみてきた著者ならではの視点から、
緻密な数字をあげて警鐘をならしている。
『Zoku KiTaSiTaURa De ToRiMaSiTa』 山口聡(著)
出版物タイトル | 『Zoku KiTaSiTaURa De ToRiMaSiTa』 |
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分類 | 芸術・建築・理工 |
著者 | 山口聡 |
定価 | 本体1000円+税 |
発行 | 2018年12月 |
購入 | |
判型・ページ数 | A5判・118ページ |
内容紹介
目を凝らせば、自然はとっても豊か
日々の散策のなかで、三浦半島の身近な自然を撮り貯めた写真集。
ある日、著者は一羽の雀の写真の表情に魅せられ、
動物に表情のある事や動物同士の確かな語らいに気付きます。
読者の皆さんは、目を凝らせばこんなにも自然は豊かに存在し、
豊かな表情をたたえているのかと、驚かれることでしょう。
自然が語りかけて来る122の小さな「作品展」。
『隅田川 春うらら』 高遠邦彦(著)
出版物タイトル | 『隅田川 春うらら』 |
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分類 | 文芸 |
著者 | 高遠邦彦 |
定価 | 本体880円+税 |
発行 | 2018年12月 |
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判型・ページ数 | 四六判・110ページ |
内容紹介
その生き様を平成の御世に闊達に蘇らせる
文化・文政期の精緻な時代考証を経た
十辺舎一九の正当派戯作パロディー。
25年前、著者がかつて高校日本史の授業で教鞭をとっていたころ、
歴史上の人物の肖像画集の出版企画の際に、十返舎一九の項目を執筆担当して以来、
一九の人となりに魅せられ、爾来、一九の戯作の世界に傾倒する。
今回、著者蓄年の著作として、一九の戯作のパロディーとして集大成、上梓にいたる。
時は文化・文政、隅田川を舞台に、所狭しと一九がお江戸の街を駆け巡る。
『ペーター・ベーレンス モダン・デザイン開拓者の一生[改訂版]』 アラン・ウィンザー(著) 椎名輝世(訳)
出版物タイトル | 『ペーター・ベーレンス モダン・デザイン開拓者の一生[改訂版]』 |
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分類 | 芸術・建築・理工 |
著者 | アラン・ウィンザー(著) 椎名輝世(訳) |
定価 | 本体2315円+税 |
発行 | 2018年12月 |
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判型・ページ数 | A5判・276ページ |
内容紹介
“ LESS IS MORE "
「少なくする」こと、それは「豊かにする」こと。
転換期のドイツで、伝統と革新の狭間で文化の発展に尽力し名声を馳せるも、
晩年はナチス時代に突入し、
不遇の内に生涯を終えた孤高の建築家ペーター・ベーレンス。
その生涯と人間性に最も真摯に言及したと評判の高い、
アラン・ウィンザーによる研究書の翻訳本が改訂を経て再登場。
巻末にベーレンスの生涯、作品を総覧できる年譜を新規収録。
目次
序文
若年期と教育
ダルムシュタットのベーレンス
ダルムシュタットの劇場と展覧会
文字芸術と活字芸術
1902~07年
ベーレンスとAEG
新古典主義的な主題 1907年~14年
工業・事務・展示建造物 1911年~9年
1920年・30年代
注釈 参考文献
人名索引
『暮れなずむ日々』 水島桜水(著)
出版物タイトル | 『暮れなずむ日々』 |
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分類 | 文芸 |
著者 | 水島桜水 |
定価 | 本体1680円+税 |
発行 | 2018年12月 |
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判型・ページ数 | 四六判・440ページ |
内容紹介
日常生活は、斯くも軽やかに崩壊される
熱海の風光明媚な住宅街の一隅に現われた異形の男。
彼が建てた一軒の瀟洒な家を中心に
周囲の静謐を打ち破る幾つかの狂気が発現する。
この医師の平和で安定した家庭生活も、
この一人の闖入者を巡るふとした懈惰な対応により、緩やかに瓦解されてゆく。
どこにでもあるような安穏な日常生活も、
ひとたびその歯車に乱調を来たした時、
いかに人間精神は脆弱であるかを物語る、珠玉の「メンタルサイコミステリー」。
目次
第一段 海を見下ろす丘の家
第二段 或る弁護ノートから
第三段 栗林家の八九〇日
第四段 忘却の途上で
第五段 殺意の奥に
第六段 水面の花影
『難経脈診』 陰陽脈診鍼研究会(著)
出版物タイトル | 『難経脈診』 |
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分類 | 健康・医療 |
著者 | 陰陽脈診鍼研究会 |
定価 | 本体3000円+税 |
発行 | 2018年11月 |
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判型・ページ数 | 四六判・130ページ |
内容紹介
古典的名著「難経」に準拠した「脈診」による
「真に実力のある治療鍼治療」とは
東洋医学の鍼治療における「健康」「病気」「こころと体の関係」の捉え方を始めに学び、
これらを踏まえた「臨床と実践」への応用を具体的に示し、
真に「実力のある」鍼治療を提案する。
今まで分かりにくかった鍼治療の様々な側面に果敢に挑む快刀乱麻の一冊。
本書の五大指針
一、古典理論と臨床がしっかりとタッグを組んだ治療法を提示
一、気の調整というデリケートな治療に再現性、法則性を見出す
一、推測を排し、検証可能性を高める「一穴治療」を推奨
一、人間本来の生体の活動や治癒の働きを根底から考える
一、著者蓄念の経験に基づく「難経」理論の臨床への応用
『「目つぶしの竜」から踊る玉小四年』 大島脩平(著)
出版物タイトル | 『「目つぶしの竜」から踊る玉小四年』 |
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分類 | 教育・学習・語学 |
著者 | 大島脩平 |
定価 | 本体500円+税 |
発行 | 2018年10月 |
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判型・ページ数 | 文庫判・170ページ |
内容紹介
「教育のページに四捨五入はない」
子ども一人ひとりが主役である。
文部省(現文部科学省)から「ゆとり教育と充実」の研究指定校として、
新しい教育課程に励んだ著者が実践した教育方法とは――
茨城県の玉小学校で長年上演が続く
「目つぶしの竜」の脚本作りから発表まで。
『今日のおでんが元気とキレイを作る! 全国のおでん 厳選30 ―おでんの主役は「かまぼこ・練り物」―』 鈴木海央(著)
出版物タイトル | 『今日のおでんが元気とキレイを作る! 全国のおでん 厳選30 ―おでんの主役は「かまぼこ・練り物」―』 |
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分類 | 生活・実用 |
著者 | 鈴木海央 |
定価 | 本体1500円+税 |
発行 | 2018年10月 |
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判型・ページ数 | 四六判・144ページ |
内容紹介
第一章では、おでんの主役である「かまぼこ・練り物」の歴史、
ルーツ解説、種類、製法、魅力、健康増進について解説。
第二章では、全国各地のおでんダネメーカーとその名物商品を解説。
巻末には、大日本水産会会長や崎陽軒社長との興味深い対談を収録。
『スマトラ島秘録 インドネシア独立の真実』 佐藤昭朗(著)
出版物タイトル | 『スマトラ島秘録 インドネシア独立の真実』 |
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分類 | 人文・社会 |
著者 | 佐藤昭朗 |
定価 | 本体1200円+税 |
発行 | 2018年10月 |
購入 | |
判型・ページ数 | 四六判・180ページ |
内容紹介
元警察官により明かされる
「インドネシア独立の真実」
教科書には載っていない、戦後七十有余年に亘り秘匿されてきた新史実がいま、明らかとなる。
著者の叔父、大日本帝国陸軍・南方軍総司令部付陸軍大尉・目澤恭に関する
佐藤家に残された史料にあった陸軍大将・今村均との密約とは何であったか。
国際関係上の機密保持期間、プライバシーへの配慮の末、満を持しての刊行に至る。
『小栗上野介(主戦派)VS勝海舟(恭順派)―幕府サイドから見た幕末―』 島添芳実(著)
出版物タイトル | 『小栗上野介(主戦派)VS勝海舟(恭順派)―幕府サイドから見た幕末―』 |
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分類 | 文芸 |
著者 | 島添芳実 |
定価 | 本体694円+税 |
発行 | 2018年9月 |
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判型・ページ数 | 文庫判・303ページ |
内容紹介
「国民」という大観念の視点で確執を繰り返しつつ、
「日本」を創造していった二人の生きざまを描く。
本書は、薩長側から見た幕末・明治維新関連小説とは一線を画した、
小栗上野介と勝海舟という二人の幕臣が繰り広げる確執を追いながら、
徳川幕府側から歴史の真実に迫ろうとする画期的な長編小説である。
身分制を前提とする封建制を廃止して郡県制を確立しなければ、
民族的結集と半植民地的地位からの脱却は困難だとの考えを共有する二人ではあるが、
その政権構想は重心の置きどころが異なった。
徳川幕府こそが政権の中心たりえるとする小栗上野介と、
まず徳川幕府が権力を手離すことが肝要とする勝海舟との考えは歩み寄ることをしなかった―。