三省堂書店 BOOKS SANSEIDO

書籍店舗主任

プロフィール

店舗にアルバイトとして入社。その後正社員登用。現在主任。

1.仕事内容を教えてください

児童書担当をして3年になります。主な仕事内容は販売と接客、スタッフとの連携です。 お客様に本の魅力を伝えるため、私たちは日々入荷してくる商品を売場に展開します。何の書籍をどこに置くか考え、毎日売れ行きを見て入替えを行います。また、書店員は接客業ですのでお客様のお会計や、お問合せ対応、ときにはご要望に沿った本を見繕いお勧めすることもあります。スタッフとのコミュニケーションも大事な仕事です。私の所属店のスタッフは100名程います。すべてのスタッフとコミュニケーションを取り連携して売場を運営していくことでお客様へのサービスが保たれます。

2.やりがい・嬉しかったこと

なんと言っても、仕掛けた本が売れた!!ときです。
書店で1日に発売される新刊点数は200冊程度と言われています。とんでもない数ですよね。日々入荷してくる新刊や、いままでに出版されてきた何千冊という本の中から、「これだ!」と思うものを自分で選び、POPやパネルを作り、お客様の目を引くような仕掛け販売を売場で展開する。そして結果が数字で現れたとき、自分だけの実績が獲得できます。展開の仕方や、その時々の流行などによって売れ行きは絶えず変化するため、いつでも思うように本が売れる訳ではありません。どうすれば売れるのか考え、工夫や努力の結果、仕掛けた本を多くのお客様に手にとっていただけたとき、最もやりがいを感じます。

3.正直なことを言うと・・辛かったこと・難しいと思ったこと

入社したばかりの頃は何を優先して行えばいいか判らないことも多く、やらなければいけない仕事に追われる日々でした。そんな私が児童書担当を引き継ぐことになったとき、前担当の上司が見かねて作業の道筋を作ってくれ、次に何をすべきか細かく指示をしてくれました。そのおかげで引き継ぎ後は、自分から優先順位を作り順序だてて仕事ができるようになれたと思います。

4.三省堂書店を選んだ理由

私は最初アルバイトとして三省堂書店に入りました。就職はせず一念発起!まずは自分の興味のあることを仕事にしてみようと思ったのです。入社し働いてみて思ったことは、「なんて自由な会社なんだ!」です。三省堂書店は、働くスタッフのアイディアや世の中の情報を積極的に取り入れ、売場の展開にどんどん反映させているという印象を受けました。全国の書店がほぼ同じ商品を取り扱うことができるなか、いかに他店と差別化を図れるかが重要ですが、そのために書店員がすべきこと「世の中の声に耳を澄ませ、新しい情報を見つけ、それを売場に反映すること」が、当社では柔軟にできると思い社員登用を希望しました。私にとって書店員はこの世で唯一の素晴らしい仕事です。

5.職場の雰囲気

会社にはしっかりとしたマニュアルがあり、初めて書店で働く方も安心して働くことができます。先輩達は相談すると的確にアドバイスをしてくれます。教えてもらいながら自分も経験を積むことができました。入社して2年後に主任になったとき、尊敬する先輩社員から「君の頑張りに役職がついてきただけだよ」と言われ、何か認められたような気がして泣き出してしまいました。その言葉は仕事をする上で忘れたことはなく、今でも私を支える言葉のひとつです。自分で気付き動くことで、しっかりとその頑張りを認めてくれる会社です。先輩や同年代だけでなく幅広い年代の個性も様々なスタッフから意見を聞くことができ、問題が起きたときも協力して対処していくことができました。

6.今後の目標ややりたいこと

私の目標は所属店舗の児童書コーナーを、全国で一番売れる児童書コーナーすることです。児童書コーナーは数あるジャンルの中でも最も季節感のあるコーナーです。春は入園・入学、夏は課題図書に自由研究、冬はクリスマス。季節に合った商品展開や飾り付けを常に行い、お客様がいつ来店しても季節を感じられる売場を作りたいです。
そして、全国に素敵な書店はたくさんありますが、そのなかでも当店が選ばれ、お客様に「ここに来れば何かある、いつ来ても楽しい、時間が経つのがあっという間だ」と何度も足を運んでいただけるような売場作りをしていきたいです。

7.主な一日のスケジュール

7:10
トラックから荷下ろし、開梱、商品の仕分け
8:30
新刊納品、早番アルバイトシフト作成
9:40
朝礼
10:00
店舗開店、電話応対
11:00
休憩
12:00
発注、レジ当番
13:30
発注
14:00
社員ミーティング
14:15
納品
15:30
退社

適宜:イベントの企画、新刊の指定、来店した出版社の営業の方との応対、フェアの入替え、看板・POP作り、月次売上報告書の作成