三省堂書店 BOOKS SANSEIDO

営業所所長

プロフィール

書籍店舗経験後、4営業所にて勤務。現在営業所所長。

1.現在の仕事内容

外商部は大学・高校図書館を主として教員や研究施設・官公庁など、公費で書籍や雑誌・視聴覚資料などを購入する機関に営業を行い、受注・納品します。春と秋には学生用の教科書の販売も行います。取り扱う商品は数百円の文庫本から数十万円の高額書籍まで幅広く、中には百万円を超える商品をお客様に提案することもあります。営業マンは1日平均3~4校、毎週決まった曜日にルートセールスを行うのがメインですが、新たなビジネスチャンスを得るために新規開拓も行います。今は営業所長として勤務していますので、上記の営業の仕事のほか、営業所に携わる人・物・金の管理業務も行っています。

2.やりがい・嬉しかったこと

人々の生活や教養に身近に関わるものを売る仕事なので、お客様の笑顔に出会うことの多い仕事です。素早く納品すると本当に感謝されます。
メインのお客様は大学や公共図書館になるのですが、学生や一般市民のリクエスト本など納品したての新しい本は閲覧室の目立つ場所に展示されます。これが積み重なって大学・街の文化を築き上げることの一翼を担っていると思うと大きなやりがいを感じます。
また、人事異動で数年ブランクがあった後、再度担当させて頂くことになったお客様に「また担当してもらえるのね」と笑顔で迎えられた時はこの上ない嬉しさを感じました。信頼関係ができていたんだなと実感した経験です。

3.正直なことを言うと・・辛かったこと・難しいと思ったこと

ビジネスチャンスを広げるために新たな顧客との取引交渉も行います。
外商活動を行う書店はそれぞれの地域にいくつもあり、同じものを取り扱う商売です。
他書店との差別化を伝えるのは工夫がいりますが、納品の早さや各種サービス、またお店の品揃えやいろんな世代を対象としたイベントで魅力を発信し、多くの方に選んでもらうための努力を行っています。

4.三省堂書店を選んだ理由

大学の就職活動では書店を含め複数の業界を回り、一度は医療業界の営業職に携わりましたが、数年後改めて書店を選びました。本が好きというよりも、街の文化や機能の一つである書店で力を発揮したいという理由が強かったです。

5.職場の雰囲気

それぞれの従業員が気持ちよく働けるよう、気配りのできる人が多いと思います。
営業マンですからもちろん数字は求められますが、達成できるよう周りの社員からのアドバイスやフォローもありますし、若手社員と先輩社員との営業同行、営業所を超えての同行などもあります。外商は春と秋に学生への教科書販売を行いますが、担当任せにはせずみんなで支え合って業務に取り組み、一体感のある部署です。
アルバイトさんは担当校の出荷作業や発注業務などを行い、社員の気付かなかった部分のフォローをしてくれることもある、とても大事な存在。いなければ仕事が回りません。

6.今後の目標ややりたいこと

後進を育てていくことです。新たな所長が生まれるよう!

7.主な一日のスケジュール

9:00
出社後メールチェック お客様注文品・新刊書籍雑誌の荷開け
10:00
得意先営業1・2校目
12:00
昼食
13:00
得意先営業3・4校目
16:00
帰社 メールチェック・アルバイトへの業務連絡/打合せ・受注品の手配
 
17:00
翌日の営業準備(図書館や教員向けのカタログ用意)・営業所内打合せ
18:00
退社