第66回三省堂サイエンスカフェ〔日本農芸化学会シリーズ(24)〕
掲載日:2018年9月13日
日本農芸化学会
生命・食糧・環境のためのバイオサイエンスおよびバイオテクノロジーの研究を行う日本農芸化学会では、学会の最新の成果を社会に向け発信する広報活動の強化を重要な責務のひとつとして考えています。
その一環として、サイエンスカフェを現代の有効な科学コミュニケーションの場と考え、学会の研究者によって研究の成果を社会に発信することになりました。
三省堂サイエンスカフェにおきましても、同会の趣旨・企画に賛同し、日本農芸化学会シリーズを共同開催することとしました。
テーマ | 「原発事故から7年、福島の農作物は大丈夫?」 |
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開催日 | 2018年11月10日(土) |
開催時間 | 午後3時から4時10分まで |
開催場所 | 三省堂書店神保町店本店2階 UCCカフェコンフォート |
参加料 | 500円(ワンドリンク付) |
講師 | 東京大学 大学院農学生命科学研究科 |
コーディネーター | 毎日新聞社科学環境部 西川 拓 氏 |
挨拶 | 日本学術会議連携会員 加藤 久典 氏 |
共催 | 公益社団法人 日本農芸化学会(共同主催)、 日本学術会議農芸化学分科会 |
定員 | 25名 |
テーマの内容
2011年3月に発生した大地震に伴い、東京電力福島第一原子力発電所(以下、福島第一原発)から大量の放射性物質が環境中に放出されました。我々が得ている食べ物とりわけ農産物は環境を巧みに利用して生産されるものです。その環境が一様に放射能汚染された状況下において、食の安全について懸念が広がりました。震災から7年経った現在に至るまで、福島県で生産される農産物の安全確保にどのような努力がなされてきたのでしょうか。農業や農産物の現状を確認しながら、皆様と一緒に、食の安全について考える機会にしたいと思います。
講師略歴
東京大学 大学院農学生命科学研究科
放射線植物生理学研究室 教授 田野井 慶太朗(たのい けいたろう) 博士
平成11年3月 | 東京大学農学部生物生産化学専修卒業 |
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平成13年3月 | 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻修士課程 修了 |
平成14年4月 | 東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命化学専攻博士課程 進学 |
平成14年4月 | 日本学術振興会特別研究員DC2(至平成15年6月) |
平成19年4月 | 東京大学生物生産工学研究センター 助教 |
平成24年2月 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授 |
平成25年12月 | 科学技術振興機構さきがけ研究者(兼業) |
平成28年5月 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 |
(学位・資格等) | 第1種放射線取扱主任者(平成14年12月) |
博士(農学)(平成23年7月) | |
(著作) | Agricultural Implications of the Fukushima Nuclear Accident -The First Three Years-, Nakanishi, Tomoko M., Tanoi, Keitaro (Eds.) 2016, Springer, ISBN 978-4-431-55828-6 |
水圏の放射能汚染 福島の水産業復興をめざして 黒倉寿(Ed) 2015, 恒星社厚生閣, ISBN-13: 978-4769914846, 1章: 放射能とは何か / 田野井 慶太朗 | |
Agricultural Implications of the Fukushima Nuclear Accident, Nakanishi, Tomoko M., Tanoi, Keitaro (Eds.) 2013, Springer, ISBN 978-4-431-54327-5 |
授賞歴
平成13年3月 RADIOISOTOPES誌 論文奨励賞
お申し込み受付は締め切りました
三省堂書店神保町本店へのアクセス
JRお茶の水駅-徒歩8分
地下鉄神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営三田線・新宿線)-徒歩5分