第13回三省堂サイエンスカフェin京都
掲載日:2014年2月22日
テーマ | 周期ゼミの謎に迫る:気候変動の中でどう生きのびてきたのか |
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開催日 | 2014年2月22日(土) |
開催時間 | 午後3時から4時10分まで |
開催場所 | ホテル法華クラブ京都 会議室フィオーレ 京都府京都市下京区京都駅烏丸中央口正面 ※開催場所にご注意ください |
参加料 | 500円(ドリンク代を含む) |
講師 | 京都大学大学院理学研究科 |
コーディネーター | 朝日新聞大阪本社 科学医療部 |
定員 | 30名 |
テーマの内容
セミと言えば一夏の短い寿命を謳歌する虫のイメージがありますが,その幼虫は地下で木の根から養分を吸収しながら何年もかけてゆっくり発育します.その極めつけが,北米東部だけに生息する周期ゼミです.周期ゼミは,互いに近縁な3つの系統のセミの総称ですが,13年(南)または17年(北)もの間,地中で幼虫として生活し,最後の年の初夏に一斉に膨大な数が羽化して成虫となり,次世代の卵を残します.周期ゼミが「周期」ゼミと呼ばれる所以は,ひとつの場所では13年または17年に一度しか,その成虫を見ることができないからです.その周期が13,17という素数であるのもまた謎めいています.こんな不思議なセミがどのように進化してきたのかを知るために,DNAを調べてみると,氷河時代を生きのびてきた周期ゼミの歴史が浮かび上がってきました.その歴史を紹介しながら,どうして周期的な発生をするのか,どうして長い素数周期を持つのか,といった究極の謎について皆さんと一緒に考えてみたいと思います.
参加者の声
・大変興味深い内容でした。これからはもう少しサイエンス記事に注目して新聞を読みたいです。
・テーマが良くておもしろかったです。今日は楽しい時を過ごせました。
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