第20回三省堂サイエンスカフェin札幌〔日本農芸化学会シリーズ(6)〕
掲載日:2014年9月6日
日本農芸化学会
生命・食糧・環境のためのバイオサイエンスおよびバイオテクノロジーの研究を行う日本農芸化学会では、学会の最新の成果を社会に向け発信する広報活動の強化を重要な責務のひとつとして考えています。
その一環として、サイエンスカフェを現代の有効な科学コミュニケーションの場と考え、学会の研究者によって研究の成果を社会に発信することになりました。
三省堂サイエンスカフェにおきましても、同会の趣旨・企画に賛同し、日本農芸化学会シリーズを共同開催することとしました。
テーマ | 「小さな生き物」とのお付き合い」 |
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開催日 | 2014年9月6日(土) |
開催時間 | 午後3時から4時30分まで |
開催場所 | 三省堂書店札幌店BOOKS&CAFE |
参加料 | 500円(ドリンク代を含む) |
講師 | 北海道大学大学院農学研究院 |
コーディネーター | ラジオパーソナリティー |
共催 | 公益社団法人 日本農芸化学会 |
テーマの内容
細菌やカビなどの微生物は,私たちのすぐそばに暮らしている,言わば隣人のようなものです.例えば,発酵食品を作って我々に美味しい食べ物や飲み物を「おすそわけ」してくれたり,ごみや下水を処理してくれたりして,我々の暮らしを助けてくれます.一方で,ヒトや家畜,作物に病気を起こしたりして,意地悪をしてくることもありますし,それに対抗する抗生物質を作ってくれるのも微生物です.最近では人間のためのホルモン剤などの薬や,洗剤に当たり前のように入っている酵素も,微生物に作ってもらっています.今回は,そんな小さな隣人たちがどんなことをしているのか,少し詳しくお話しします.ビール,日本酒,ワインなどいろんなお酒はどうやってできる?みそや納豆はなぜ美味しくなる?作物が病気になるのはどうして?そんな様々な場面での微生物のはたらきの解説をしながら,微生物に関する疑問にお答えしたいと思います.
【受賞歴】
平成25年度日本農芸化学会北海道支部奨励賞
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