『煩いの都をよそに』 水島桜水(著)

| 出版物タイトル | 『煩いの都をよそに』 |
|---|---|
| 分類 | 文芸 |
| 著者 | 水島桜水 |
| 定価 | 本体1380円+税 |
| 発行 | 2019年10月 |
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| 判型・ページ数 | 四六判・344ページ |
内容紹介
その行方を 南洋の離島に託した 「愛の逃避行」 家庭内の気まずさを疎ましく思う余り、
愛の飢餓によって妻の側から離婚行動を起こす情況を作り出そうと、
夫・元成は徳の島への「逃避行」を企てる。
その結果、意外な結末が彼を待ち受けていた。
二年足らずで夫婦に亀裂が生じたのは、
何気ない偶然から妻が、夫のかつての恋人を知ってしまったことに起因する。
暗にそこに探りを入れられたのを機に、
恋人・乃梨子は、抜き差しならぬ深みへと元成を引き摺り込んでゆく。
都会を離れた異界の離島の時の流れと共に
移ろい行く「愛の諸相」を描き出した傑作小説。
