『山小屋だより ―軽井沢とその周辺』 保谷六郎(著)
出版物タイトル | 『山小屋だより ―軽井沢とその周辺』 |
---|---|
分類 | ノンフィクション |
著者 | 保谷六郎(著) |
定価 | 本体1200円+税 |
発行 | 2016年12月 |
購入 | |
判型・ページ数 | 四六判・212ページ |
内容紹介
都会の生活では気づくことができなかった体験を
丁寧につづったエッセイ。
軽井沢の雷は、関東平野では経験しない豪快さがある。
雨に打たれる木の葉の音も大きい。
落雷の音もあたりの山に反射して、関東平野で聞く落雷の音よりも長く鳴り続ける。
そばの山にこだまして、とくに大きく聞こえるのである。
夕立の前には、鳥や猿も虫もそれを事前に知っているのか、姿を隠す。
夕立の終わりもはっきりしていて、東の方で雷の音が残っているのに、
浅間山の西空に茜色が射している時もある。
現役時代に過ごした海外での経験を通して興味を抱いた山小屋生活。
退職後、軽井沢で始まったセカンドライフは、
風土、歴史、大自然の恵みに触れ、新たな発見の連続であった。
風の音、木々の匂い、鳥の鳴き声…そんな日々をつづった癒しのエッセイ。
目次
身近な高原の町
高原の町を拓いた人たち
軽井沢の近隣
山小屋の四季
山小屋と植物
山小屋の野鳥や動物たち
温泉とドライブ
中山道と旅する人びと
幕末以降に旅する女性たち