『条件反射論による近現代史解析』 林英一(著)
出版物タイトル | 『条件反射論による近現代史解析』 |
---|---|
分類 | 人文・社会 |
著者 | 林英一 |
定価 | 本体2600円+税 |
発行 | 2011年9月 |
購入 | |
判型・ページ数 | A5判・728ページ |
内容紹介
条件反射論の歴史への適用によって
国家・国民の根源にある病巣を明らかにする
本書は、教育勅語による国家統治が、日本国の近現代史に、日本人の思考・行動に深く影響を与えたその因果関係をパヴロフにより確立された「条件反射論」と歴史回顧に基づいて検証・解明すると共に、「条件反射論」を人間の歴史に適用する手法の正当性論述を主題とし、閉塞感をもつ日本社会、主体性を閉ざしてしまう民族的危機を訴えている。
目次
第1章 主題と条件反射論
第2章~ 歴史回顧と検証/条件反射論による検証
甲申事変、甲午事変、日清戦争、台湾統治、日露戦争と日韓議定書、
国民の論理の行方、二十一ヵ条の要求、大正デモクラシーと思想統制、
関東大震災と朝鮮人虐殺、治安維持法と「国体」、柳条湖事件、二・二六事件、
暗黒時代と「国体」、太平洋戦争 など
第20章 条件反射論と神経科学