『暮れなずむ日々』 水島桜水(著)
出版物タイトル | 『暮れなずむ日々』 |
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分類 | 文芸 |
著者 | 水島桜水 |
定価 | 本体1680円+税 |
発行 | 2018年12月 |
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判型・ページ数 | 四六判・440ページ |
内容紹介
日常生活は、斯くも軽やかに崩壊される
熱海の風光明媚な住宅街の一隅に現われた異形の男。
彼が建てた一軒の瀟洒な家を中心に
周囲の静謐を打ち破る幾つかの狂気が発現する。
この医師の平和で安定した家庭生活も、
この一人の闖入者を巡るふとした懈惰な対応により、緩やかに瓦解されてゆく。
どこにでもあるような安穏な日常生活も、
ひとたびその歯車に乱調を来たした時、
いかに人間精神は脆弱であるかを物語る、珠玉の「メンタルサイコミステリー」。
目次
第一段 海を見下ろす丘の家
第二段 或る弁護ノートから
第三段 栗林家の八九〇日
第四段 忘却の途上で
第五段 殺意の奥に
第六段 水面の花影