三省堂書店 出版事業部

『近世・近代における歴史的諸相』 和泉清司(著)

出版物タイトル 『近世・近代における歴史的諸相』
分類 人文・社会
著者 和泉清司
定価 本体3700円+税
発行 2015年7月
購入

オンライン書店 e-hon
三省堂書店の店舗在庫を探す

判型・ページ数 A5判・330ページ

内容紹介

多岐の分野に亘る歴史研究者が各専門分野の論考を通して日本の近世・近代の諸相を探る

本書で扱う分野は戦国時代および徳川時代の治世、昭和初期の施政から、
郷土の食文化史、宰領飛脚の研究、警察政策等と幅広い。
執筆陣は高崎経済大学名誉教授・和泉清司氏を筆頭とする13名の気鋭の歴史研究者たち。 それぞれの「地域史」「地域社会」の研究から浮かび上がる真の日本の姿とは。

目次

和泉清司 「大久保長安「処断」の再評価とその一族」
上原里美 「群馬県(上野国)における麺文化の探求」
江崎哲史 「「散兵警察」方式の展開と地方税警察費支出についての考察―石川県の事例を中心に―」
倉品 操   「近世における武家礼法の研究―吉良流五節句の礼法を中心に―」
齊藤忠光 「廃藩置県以降における地方行政区画としての府県区域の成立過程」
佐藤 匠   「徳川幕府における武家官僚制の成立と展開―佐渡奉行就任者の分析を通して―」
佐藤雄太 「制札からみる戦国時代上野国の支配―武田氏・後北条氏を中心に―」
菅原慶郎 「松前・蝦夷地における長崎貿易向け昆布の集荷―一八世紀後半を中心に―」
堤 克政  「譜代大名における飛地の形成と支配―高崎藩の領内統治と飛地領民の対応―」
鳥本安彦 「石原莞爾の夢と挫折」
廣瀬亮輔 「系図史料と伝承―橘遠保の系図について―」
巻島 隆   「宰領飛脚の権限とネットワーク―宰領議定と金石史料からみる―」
水野伍貴 「関ヶ原の役の歴史的意義について―豊臣秀頼政権における五奉行の立ち位置を通して―」