『相席』 潮見純子(著)
出版物タイトル | 『相席』 |
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分類 | 文芸 |
著者 | 潮見純子 |
定価 | 本体1400円+税 |
発行 | 2016年11月 |
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判型・ページ数 | 四六判・280ページ |
内容紹介
「ねえ、ほう、また会おうまいて」
天竜川の渦のように、人と人とは流れ流れて、やがて相席に着く。
愛知で生まれ育った利発な少女・以麻。
時代の波と人の風が、彼女の透き通る心を抜けていく。
父の転勤で遠江二俣で小学校一年生…名古屋を空襲で焼け出され各地を転々…
結婚、そして軽井沢への一人旅…文人との「心の交流」…
以麻は、人の心に吹く風に泣き笑い、そして人との縁の席に落ちつく。
どこか懐かしくて和やかなお国言葉がいざなう、時代の姿と旅情の長編小説。
親子、兄弟、夫婦、旅の道連れ…
人生、同行二人。
目次
一 なかまはずれ
二 矢奈妓町楼のお多代ちゃん
三 天竜川の渦のように
四 ヒッツラオナラ
五 以麻、哲学少女になる
六 アブノーマル
七 十三歳の日記
八 ホラ吹きジャックとキツネの嫁入り
九 マーブル模様
十 電話オジサン
十一 土筆つみ
十二 相席