三省堂書店 出版事業部

『日本の「数学教育」の源流を探る』 町田彰一郎(著)

出版物タイトル 『日本の「数学教育」の源流を探る』
分類 芸術・建築・理工
著者 町田彰一郎
定価 本体1500円+税
発行 2016年8月
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判型・ページ数 四六判・168ページ

内容紹介

「数学」を育んだのは、ナイル河だけではなかった。

和算の祖「毛利重能」、数学教育の礎「吉田光由」、日本を代表する数学者「関孝和」、「山口和」、「千葉胤秀」等の功績を、自らのフォークロアによる豊富な史料を交えて詳述。
ナイル河で育まれた「数学」はあまりに有名であるが、「利根川の東遷、荒川の西遷」でも確かに「数学」は育まれてきた。
かつて日本が向かえた変容期、江戸時代の数学史の学びを通して、21世紀の変容期の数学教育を再考する。

目次

1 章 はじめに
2 章 和算の祖「毛利重能」
3 章 数学教育の礎を作った「吉田光由」
4 章 日本を代表する数学者「関孝和」
5 章 「 無用の用」を築いた「関流」の和算家たち
6 章 和算の教育力
7 章 利根川開拓と和算教育の広がり
8 章 用水開拓の実践者「井澤弥惣兵衛」
9 章 「 伊能忠敬」とその後継者
10 章 地域を支えた学び舎、その事例
11 章 寺子屋・私塾から明治の近代学校へ
12 章 和算の中身を現代の学校数学から振り返る