『カイエ ―書物に魅せられて―』菊地美也子(著)
出版物タイトル | 『カイエ ―書物に魅せられて―』 |
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分類 | ノンフィクション |
著者 | 菊地美也子 |
定価 | 本体1200円+税 |
発行 | 2016年8月 |
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判型・ページ数 | 四六判・140ページ |
内容紹介
「闘病的読書エッセイ」というにはあまりに刺激的、挑発的で、単なる本の紹介にはとどまらない。
これは「あなた」と本との出会いが記された、メッセージノートである。
「自分の心と身体の実体感の謎を解く」―脳出血で半身不随になった著者は、書物の渉猟のなかで、心と身体の実存についての文章を見つけだす。
スーザン・ソンタグへの共感を契機として三島由紀夫の孤独に触れ、バタイユのエロティシズムに触発された身体性が、谷崎、「ロリータ」、テロ、ダダ、世紀末ウィーン、そしてモード論へと誘う―
この「カイエ(ノート)」は 書物への愛の記録。
目次
スーザン・ソンタグ、自動車、ボラーニョ、源氏物語、三島由紀夫、良寛さん、映画、病院の図書室、マルセル・デュシャン、美術本の奥さん、短歌の奥さん、沖縄、哲学男子、エロスの世界、日本人のエロス、アゴタ・クリストフ、ナボコフ、白、ラテンの血、建築家、音楽、民族の血、テロとチョコレート、世紀末ウィーン、美しい詩、ロラン・バルト、身体、鶴見俊輔