『チベットの迷宮 ポタラ宮殿』永橋 和雄(写真/文)、田中 公明(解説)
出版物タイトル | チベットの迷宮 ポタラ宮殿 |
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分類 | 芸術・建築・理工 |
著者 | 永橋 和雄(写真/文)、田中 公明(解説) |
定価 | 本体2800円+税 |
発行 | 2025年6月 |
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判型・ページ数 | B5変型上製・128ページ |
内容紹介
「ポタラ宮殿」の雄姿と伝統を留めた最終写真集
かつて、ポタラ宮殿はダライラマ五世の聖俗両権掌握の権威を象徴する記念建造物としてあり、現十四世まで3世紀以上、威容を誇りつつチベット仏教の観音霊場としてチベットと共にあった。宮殿は年々その取り囲む環境を変貌させ、世界文化遺産への登録などを画期に今や博物館へと変貌した。本書の写真は1980年代に撮影されたものであり、主なき抜け殻のポタラではなくダライラマ十四世が居宮する幻を挿入し、多くの巡礼者たちが法悦の表情を浮かべる姿を活写し、宮殿本来の姿を永久に留めんとした、最終写真集である。
解説は、密教、仏教図像、チベット学の権威、田中公明氏が担当し、「ポタラ宮の歴史と現状」と題し、本書を総括する。