『命・息ひとつ むかえびと』 板倉弘昌(著)
出版物タイトル | 『命・息ひとつ むかえびと』 |
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分類 | ノンフィクション |
著者 | 板倉弘昌 |
定価 | 本体1600円+税 |
発行 | 2014年2月 |
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判型・ページ数 | 四六判・300ページ |
内容紹介
新しい命は「息ひとつ」を神からお預かりして、 「むかえびと」によりこの世に迎えられる。 一生分の幸せをその手に 握り締めて。 命の大切さを問い直す、産婆さんと少年の愛情のものがたり。 愛知県犬山町で、産婆業(むかえびと)を営む青山キヨは多くの赤児を取り上げ、犬山の「大母さん」と慕われていた。 少年・水野大介もキヨに迎えられたひとりであったが、特別な愛情を注がれていた。自由闊達に大介は成長していくが、やがて犬山町にも戦争の影が忍び寄る。そんな中で大介とキヨは生命の誕生と人の死の狭間で翻弄されながらも強く生き抜いていく。実際の体験に基づいた犬山の貴重な郷土史でもある。
目次
プロローグ 川と城のある町
第一章 命・息ひとつ
第二章 父を想えば……
第三章 焼け跡の戦友たち
第四章 不幸と幸福の味方
第五章 大介と国会議事堂
第六章 ここに生きていること
第七章 月は月のように
第八章 ふるさとの訛
あとがき