『有袋坂と白露』 大塚 静正(著)
出版物タイトル | 『有袋坂と白露』 |
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分類 | 文芸 |
著者 | 大塚 静正 |
定価 | 本体1100円+税 |
発行 | 2024年8月 |
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判型・ページ数 | 菊版上製・128ページ |
内容紹介
『電光人間』『シオンの咲く路傍』に続き
大塚静正が描く物語第6作
まちの子どもたちを見守る4人の刑事と女性事務官
「人の心を変えることはできないのであろうか。
子どもをもっと大事にしてやってくれ」
近藤駿輔刑事は、窓の外を見て三年前を思い出していた。
あれは、九月白露の時だった。
……坊や、しっかりしなさい。誰にやられたんだ。
あどけない少年が、公園の樹木の下に倒れていた。
(本文より)