『柚子の香につつまれて 小説 清和天皇伝』 齋藤 謙一(著)
出版物タイトル | 『柚子の香につつまれて 小説 清和天皇伝』 |
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分類 | 文芸 |
著者 | 齋藤 謙一 |
定価 | 本体1200円+税 |
発行 | 2024年7月 |
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判型・ページ数 | 四六並製・144ページ |
内容紹介
「えっ、頼朝、義経の祖先、あの清和天皇がこんな離れたところに」
著者実踏のフォークロアを濫觴とした一冊の歴史小説により、清和天皇が営み、且つ生きた平安の御世が、悠久の時を越えて今ここに鮮やかに蘇る。
鎌倉といえば源氏、源氏といえば鎌倉と言ってもいい。頼朝、義経で知られる鎌倉の源氏は、清和天皇の末裔に当たり清和源氏と呼ばれる。私は、ここ四十年ほど鎌倉に住んでいるが、源氏栄耀の地において、清和天皇の話をついぞ聞いたことはなかった。だから、路傍の案内板を発見して、かくも胸のうちが騒いだのだろう。(著者のことば)