三省堂書店 出版事業部

『清長の造形 Ⅰ構造』 和賀井宏夫(著)

出版物タイトル 『清長の造形 Ⅰ構造』
分類 芸術・建築・理工
著者 和賀井宏夫
定価 本体4500円+税
発行 2014年8月
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判型・ページ数 B5判・151ページ

内容紹介

造形シリーズ全三部作の第二弾
世界初! 絵師内部の創作思考を総構造的に解明

江戸時代に連続制作した黄表紙の挿絵にみる、親子愛や武士の魂に秘められた創作の謎の全てを、
現場の資料から実証的に捉えた造形の構造である。そこに純和様の美的論の正統性が全貌を露わす。

目次

はじめに
序章 「彫師」の問題
 一節 経済の発展と浮世絵との関係
 二節 「彫師」と御家人
 三節 「彫師」資料の実際
 四節 「胴彫り」の出現
《造形の構造》
概観
第一章 外部的構造
 一節 造形の基礎構造(1)《作風段階》
 二節 造形の基礎構造(2)《造形の基本五要素》
 三節 造形の基礎構造(3)《作風段階》補正値――《緊張指数》
第二章 内部的構造
 一節 造形の基礎構造(4)《造形起動律紋》因子
 二節 造形の基礎構造(5)《分割制作法》
 三節 《量価》の《同定》、《突合せ》による《同調》
 四節 造形の基礎構造(6)《心理的屈折作用》による変容
 五節 資料変化の実態
第三章 《心理的屈折》作用による《造形の五要素》類型因子の変容
 一節 《激昂資料》と《発奮資料》
 二節 《清涼資料》と《静寂資料》
 三節 《屈折率0》――《正常資料》
第四章 《制作速度》変化や《屈折率》と、社会状況との相互関係
 一節 《制作速度》の変換と《抑制節》の関係
まとめ
参考文献

別添 黄表紙資料集