『チベット森羅紀行 天空を巡る』 西村弥亜(著)
出版物タイトル | 『チベット森羅紀行 天空を巡る』 |
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分類 | 芸術・建築・理工 |
著者 | 西村弥亜 |
定価 | 本体2300円+税 |
発行 | 2022年3月 |
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判型・ページ数 | A5判・276ページ |
内容紹介
チベット高原にアカデミックロマンを追い求めた12年間を綴る探検的紀行
諸菩薩や神々が宿るという平均標高4500メートルの「天空の秘境」チベット高原。
その壮大な自然と民族の変わりゆく歴史・文化を垣間見ながら、
過去約2万年前から現在にかけてのアジアモンスーンの息遣いをうかがい、
その盛衰のメカニズムや地球規模の気候・環境変動との関連性などの掘り下げを試みる。
目次
序章 チベット高原南部域を中心とした学術調査・研究の背景
第一章 第一次調査:早春の標高五〇〇〇メートル下での湖底堆積物採取
第二章 第二次調査:より優れた古文書を求めて
第三章 第三次調査:「より優れた古文書を求めて」終章
第四章 古文書が語る過去約二万年間のチベット南部域の気候・環境変動と、その特徴
第五章 チベット高原上のインドモンスーンの回復・拡大および衰退の仕組みについて
第六章 インドモンスーンはヒマラヤ山脈を横断しチベット高原に直接流入して来るか?
第七章 チベット南部域に特有な気候応答を引き起こす地学的要因と高原上のインドモンスーンの進化について
第八章 アジアモンスーンの将来変動の可能性と「天空の森再生」考
終章 モンスーンアジア文化への原点回帰にむけて