三省堂書店 出版事業部

『文化の土壌に自立の根 音楽×知性、数学×感性など越境自在な根の動きを追う』 伊原康隆(著)

出版物タイトル 『文化の土壌に自立の根 音楽×知性、数学×感性など越境自在な根の動きを追う』
分類 人文・社会
著者 伊原康隆
定価 本体1700円+税
発行 2021年12月
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判型・ページ数 四六判・256ページ

内容紹介

音楽と数学に文学と生物学。
世界的数学者がこれらを縦横無尽に学んで、個々の楽しさと共通性を伝える知的冒険の書。
その根っこには何があるのか。「わかったつもり」で終わってしまう教育と学問に警鐘を鳴らす。(京都大学人文科学研究所 藤原 辰史)

すぐれた芸術・文化が育ててくれるのは
関連性を自らイメージして楽しめる力
フォーカス・イメージの嵐の中、いま大切なことは――

目次

中枢部
文化の土壌、本物との出会い/わからないが基底状態/好奇心と好回心/イメージづくりと質疑応答
周辺部
メディアが必要な区別をしないとき日本語は怖い/共通性を見出す楽しさ/イメージしない恐ろしさ―― 歴史より/イメージングの楽しさ――からだ/イメージングの楽しさ――音楽より/イメージングの楽しさ――数学より/音楽表現を支える数学的構造
夜想部
夜想転想/理感的わかり方/感情表現を支える構造――モーツァルトのオペラより/無意識、変幻自在、好き嫌い/数学者と世間の目線/フェルマの問題のドイツ式音楽劇/音楽関連メタファーとモーツァルトの変奏曲/数論の土壌、花畑、関連メタファー/ABC予想について