『古代立春詠論考―季節と差異―』 隋源遠(著)
出版物タイトル | 『古代立春詠論考―季節と差異―』 |
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分類 | 人文・社会 |
著者 | 隋源遠 |
定価 | 本体3000円+税 |
発行 | 2021年12月 |
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判型・ページ数 | A5判・232ページ |
内容紹介
和漢の名作で紐解く、古代日本人の季節意識――
自然暦と具注暦
季節のズレの中から生まれた文学
人麻呂、家持、道真、元方、貫之
和歌と中国漢詩との差異を分析することで和歌の季節表現の独自性を見極めるとともに、
日本漢詩も視野に入れて古代日本詩歌における
立春関連詠作の形成過程を全面的に究明する。
目次
第一部
第一章 古代詩歌における年内立春詠の成立
第二章 和歌における「春の徴としての霞(かすみ)」の成立
第三章 「霏霺(たなびく)」新考
第四章 古代日本漢文学における「煙霞」の受容
第二部
第一章 平安和歌における年内立春詠の展開
第二章 平安和歌における立春関連詠作の展開
第三章 唐詩における立春関連詠作の展開
第三部
第一章 菅原道真の年内立春詠
第二章 紀貫之「袖ひちてむすびし水」の解釈