『Die Reflexionstheorie im Deutschen Idealismus』 山口祐弘(著)
出版物タイトル | 『Die Reflexionstheorie im Deutschen Idealismus』 |
---|---|
分類 | 人文・社会 |
著者 | 山口祐弘 |
定価 | 本体6000円+税 |
発行 | 2021年6月 |
購入 | |
判型・ページ数 | A5判・192ページ |
内容紹介
ヘーゲルは哲学的思索の実践を「反省」に託した。その課題は絶対者を意識に対して構成することにあった。
その達成のために、反省は如何なる障碍を克服せねばならなかったか。
近代哲学を反省哲学と規定しつつ、その隘路を突破し、
自己否定を介し思弁の境地を開拓する反省の格闘の様とその論理を
ドイツ観念論の内部論争を追いつつ明らかにする。
カントからヘーゲルに至る論争的反省史。
目次
第一章 カントにおける反省の諸相
第二章 フィヒテにおける知的直観
第三章 シェリングにおける同一性と差異性の思想
第四章 ヘーゲルの時代批判とシェリングとの協働
第五章 イェーナ期ヘーゲルにおける反省思想の転換
第六章 反省諸規定と概念の運動
第七章 反省と思弁
第八章 回顧と展望