三省堂書店 出版事業部

『氷霜譜』 夢野史彦(著)

出版物タイトル 『氷霜譜』
分類 文芸
著者 夢野史彦
定価 本体2200円+税
発行 2020年10月
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判型・ページ数 A5判・802ページ

内容紹介

岡山県香月市の旧藩医の家に生まれた伊狩演之(のぶゆき)は、
修猷館中学に学び恩師萱野の謦咳に接し、次第に文学へと開眼、創作の道を歩き始める。
長じて演之は惑星詩社を立ち上げ機関紙「流星水群」を創刊し文壇に新風を吹き込むところとなる。
演之の新進気鋭の文芸活動とそれを取り巻く人間模様、恋愛模様が織りなす文学ミステリーの長大作。
克明な文壇像は著者の文学造詣を拠り所とするが、ストーリーはやがて世界史を巻き込む「POЄ」という単語に隠されたミッシングリンク解明の一大記に発展する。 

目次

序章 烈日譜
一章 香月濫觴            
二章 岡山の青嵐
三章 解纜
四章 京洛華
五章 寒濤
六章  ウィーンの森
七章  愁天
八章  西山東海
九章  荊棘
十章  釧考
十一章 凛然記
十二章 仏紀行
十三章 東西交流史
十四章 西域行
十五章 文学山河
十六章 〝POЄ〟の探求
終章  波濤を曳く