『「天皇の宣言」の政治利用』 林英一(著)
出版物タイトル | 『「天皇の宣言」の政治利用』 |
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分類 | 人文・社会 |
著者 | 林英一 |
定価 | 本体1000円+税 |
発行 | 2020年6月 |
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判型・ページ数 | 四六判・174ページ |
内容紹介
「昭和天皇の宣言」は「天皇の人間宣言」と「日本国民は他の民族に優越する民族
ではない」
という二つの論旨を含むものであるが、
歴代政府のもとで検定された高校教科書において、これらの事実は隠蔽され政治利用され続けている。
「天皇の神格性」とともに訓育された生徒が、日本国憲法の定める「基本的人権」「国民主権」「平和主義」と「象徴としての天皇の地位」を同時に学ぶことによって、
生徒は天皇の地位を上位に位置付け、基本的人権、国民主権等の国民の権利を下位に置くことになる。
延いては、何人も侵すことのできない基本的人権、国民主権等の理念について、希薄な人格が形成されていくこととなる。
しかも、これらが原因となって、国民の間には他民族への差別意識も台頭してきている。本書はこれらの歪曲された歴史認識を詳細に検証、糾弾するものである。
目次
□ 中曽根康弘内閣による日本歴史教科書検定
□ 「天皇の人間宣言」の政治利用
□ 東京都教育委員会通達の違法性
□ 「昭和天皇の宣言」について、認可教科書を検証
□ 吉田茂内閣と昭和天皇
□ 「昭和天皇の宣言」の隠蔽と日韓関係
(抜粋)