『我々はどこから来たのか?我々は何者?我々はどこに向かうのか?我々の存在意義は?―現代人類学の人間観―』 富田守(著)
出版物タイトル | 『我々はどこから来たのか?我々は何者?我々はどこに向かうのか?我々の存在意義は?―現代人類学の人間観―』 |
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分類 | 人文・社会 |
著者 | 富田守 |
定価 | 本体1500円+税 |
発行 | 2020年3月 |
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判型・ページ数 | A5判・124ページ |
内容紹介
半世紀にわたり自然人類学の研究と教育に心血を注いだ著者による、 当該学問領域を総監する「自然人類学」の、入門にして出門の書。 宇宙という存在自体が「自己維持の原理」を内包し、 それらへの貢献こそが「人類存在の意義」と喝破する革新的視点の好著である。 所論は学問の存立要件や人類学の存在意義にまで言及し、 「人類は今、地球と宇宙に棲息しうる両生類たる『ホモ・コズミクス』への進化の途上にある」、 「AIは今、人間の脳機能を実装した無機人類、『ホモ・デウス』を生み出さんとしている」など、 人類学の最先端領域にまで言及し、タイトルにある、かのゴーギャンの絵画の問いに果敢に挑んだ快著である。