今月も三省堂書店札幌店と北海道大学出版会様とのコラボレーションコーナーが第9回目の更新を迎えました。
第9弾は、アイヌ文化振興・研究推進機構理事長の「中村 睦男」先生をお迎え致しまして、
『アイヌ民族法制と憲法 』というテーマでお送り致します。
今回もその中から3点ほど、中村先生にご選書頂いた商品をご紹介致します。
●『アイヌ民族法制と憲法』
中村睦男 著 北海道大学出版会発行
北海道旧土人保護法は、アイヌを国民に同化する法律であった。アイヌ文化振興法は、アイヌを少数民族として認め、民族の核となる文化の振興を国の責務としている。本書は、これら法律の立法過程をたどり、アイヌ民族をはじめ、政治家、行政官、地方自治体、有識者、新聞などの果たした役割を解明する。また、アイヌ民族を特別に扱うことが法の下の平等に反しないか、アイヌ民族に先住権が認められるかという、憲法問題も検討している。
●『アイヌ民族の歴史』
関口 明ほか 編 山川出版社発行
北海道を中心とする4名の歴史の専門家の分担によるアイヌ史の概説書である。古代から現代にわたり、重要な事実を簡潔な表現で明らかにしている。
●『あたらしい憲法のはなし 他二篇』
高見勝利 編 岩波書店発行
日本国憲法の施行に当たり政府が、憲法の特色を明快に解説した小冊子を3篇作成した。全国の家庭に配布したもの、中学1年生用の教材、政府の解説書の3篇は、新憲法に対する政府の熱意が伝わってくる。
他にも多数、中村先生にはご選書頂きました。是非、当店の売場にてご覧下さい。