1月19日の第156回芥川賞&直木賞の発表まで一週間を切りました!
今回は候補作の中から電子書籍でもお読みいただける作品をご紹介します。
芥川賞候補作『カブールの園』『しんせかい』
直木賞候補作『十二人の死にたい子どもたち』『蜜蜂と遠雷』『夜行』『室町無頼』『また、桜の国で』
◆芥川賞候補作◆
『カブールの園』宮内悠介 電子版
SFの鬼才が描く、アメリカの現在。
サンフランシスコで暮らす移民三世のレイは、
旅の途中にかつて日系人収容所であった博物館を訪れる。
日本と世界のリアルがここに!
『しんせかい』山下澄人 電子版
19歳の山下スミトは演劇塾で学ぶため、船に乗って北を目指す。
辿り着いたその先は【谷】と呼ばれ俳優や脚本家を目指す若者たちが自給自足の共同生活を営んでいた。
苛酷な肉体労働、【先生】との軋轢、そして地元の女性と同期との間で揺れ動く思い。
気鋭作家が自らの原点と初めて向き合い、記憶の痛みに貫かれながら綴った渾身作!
◆直木賞候補作◆
『十二人の死にたい子どもたち』冲方丁 電子版
廃業した病院にやってくる、十二人の子どもたち。
初対面同士の子どもたちの目的は、みなで安楽死をすること。
十二人が集まり、すんなり「実行」できるはずだった。しかし…
彼らが辿り着く結論は。そして、この集いの本当の目的は――。
『蜜蜂と遠雷』恩田陸 電子版
養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。
かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら
13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。
『夜行』森見登美彦 電子版
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。
十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。
私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた…
旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
『室町無頼』垣根涼介 電子版
応仁の乱前夜、富める者の勝手し放題でかつてなく飢える者に溢れ返った京の都。
ならず者の頭目ながら骨皮道賢は権力側に食い込んで市中警護役を任され、
浮浪の徒・蓮田兵衛はひとり生き残った用心棒を兵法者に仕立てようとし、近江の古老に預けた。
兵衛は飢民を糾合し、日本史に悪名を刻む企てを画策していた……。史実に基づく歴史巨篇。
『また、桜の国で』須賀しのぶ 電子版
一九三八年十月一日、外務書記生棚倉慎はワルシャワの在ポーランド日本大使館に着任した。
ロシア人の父を持つ彼には、ロシア革命の被害者でシベリアで保護され来日したポーランド人孤児の一人カミルとの思い出があった。
慎は祖国に帰った孤児たちが作った極東青年会と協力し戦争回避に向け奔走、やがてアメリカ人記者レイと知り合う。
だが、遂にドイツがポーランドに侵攻、戦争が勃発すると、慎は「一人の人間として」生きる決意を固めてゆく…
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