◆文芸◆『歌われなかった海賊へ』
著者:逢坂冬馬 早川書房 税込2,090円 ISBN:9784152102751
本屋大賞受賞作『同志少女よ、敵を撃て』の著者による第二長編です。今回はナチ・ドイツに反抗した少年少女の物語。『検証ナチスは「良いこと」もしたのか』の著者田野大輔教授が監修を務めています。「果たして自分が当時のドイツ市民であったら、どこの立ち位置にいたのでしょうか」著者のメッセージでもあるこの問いかけは読了後も心に深くつき刺さっています。
◆文庫◆『青い壺』
著者:有吉佐和子 文藝春秋 781円 ISBN:9784167137106
『非色』に続いて令和の時代に有吉佐和子作品が売れています。単行本が昭和52年に刊行された本書は「青い壺」を廻る、多種多様な人間模様が描かれる連作短篇集です。作家原田ひ香さんに「こんな小説を書くのが私の夢です」と言わしめた人間描写の見事さで30万部超えと増刷を重ねています。
◆ビジネス◆『仕事ができる人が見えないところで必ずしていること』
著者:安達裕哉 日本実業出版社 税込1,650円 ISBN:9784534060518
ベストセラー『頭のいい人が話す前に考えていること』の著者待望の新刊です。必要なことを5つのステップに分類、それぞれを詳細に解説します。そして、冒頭の挟み込みシートが秀逸です!この5つのステップ、実施項目のチェックシートが付いてきます。切り離してつかってみたい、うれしい工夫です。