◆ビジネス◆「読書脳」
著者：樺沢紫苑 サンマ−ク出版 1,760円 ISBN:9784763140722
ビジネス書ベストセラー作家で精神科医の樺沢紫苑さんが2015年に刊行した『読んだら忘れない読書術』のアップデート版。AIを活用するこれからの時代こそ、適切な指示を出すための読解力・文章力が必要と言います。様々な読書術を紹介しながら読書を好きになるコツを解説、著者には健康に関する本も読んで日本人にもっと元気になって欲しいという願いがあるそうです。
◆新書◆「アベノミクスは何を殺したか」
著者：原真人 朝日新聞出版 1,045円 ISBN:9784022952219
本書では異次元緩和の危険性に警鐘を鳴らしてきた記者が金融・財政・政治・行政・思想など13人の泰斗とアベノミクス・安倍政治を徹底検証しています。「危機は毎回違った顔をしてやってくる」「将軍は一つ前の戦争を戦う」過去の金融危機で学んだ教訓を紹介する白川方明日銀元総裁の言葉が重い。また英国貴族院による「白川公聴会」は英国議会の懐の深さを伝えています。
◆文庫◆「未必のマクベス」
著者：早瀬耕 早川書房 1,045円 ISBN:9784150312947
「これほど素晴らしい小説はそうあるものではない。」北上次郎のこの言葉とともに氏の書評を全文掲載した本書の帯が光ります。本書単行本の刊行は2014年９月。本というものはいつ旬の時期を迎えるか、わからないところが面白いのです。いまがまさに旬の本書に魅せられた方は、私と同様にきっとダイエットコークでキューバリブレを飲み始めることでしょう。ぜひ。