◆文芸◆『ルポ 誰が国語力を殺すのか』
著者:石井光太 文藝春秋 税込1,760円 ISBN:9784163915753
「国語力」とは考える、感じる、想像する、表現するといった人間が生きていくうえで基礎となる力のことです。著者は現代の子供たちを取り巻く環境の中で、その国語力が失われている問題を前半部で提起しています。そして後半部では言葉を失った子供たちに「国語力」を再生させるために活動している人々の営みや子供たちの成長に画期的な成果をあげている学校教育者たちの挑戦を取材しています。
◆ビジネス◆『「勉強法のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』
著者:藤吉豊 小川真理子 日経BP 税込1,650円 ISBN:9784296001026
ベストセラー100冊分のいいところをギュっと1冊にまとめるシリーズ、今回は「勉強法」の登場です。文系・理系・大学・予備校様々な肩書の著者の勉強に関する本のベストセラー100冊を著者2人が精読、書かれている勉強の「ノウハウ」を集計して、何冊で紹介されているかを集計、ランキング化した上で上位から紹介しています。巻末には100冊のブックリスト付です。
◆実用書◆『「家飲み」で身につける語れるワイン』
著者:渡辺順子 日経BPM(日本経済新聞出版本部) 税込1,650円 ISBN:9784532177140
ワインボトルが750㎖なのはギリシャ戯曲が由来のようであり、クレオパトラが好んだイタリア北部のワインとは・・・。すぐにでも語りたくなるエピソードが満載です。加えて、紹介されているワインは「家飲み」を基本としているため、入手可能なものが多く大いに愉しめます。ちなみに節度ある飲み方はグラス3杯までと酒の神ディオニュソス(バッカス)は語っています。くれぐれもご注意を。