三省堂書店 BOOKS SANSEIDO

月イチ企画「北大の先生が選んだ本」第21弾更新しました!

掲載日:2019年11月20日

今月も三省堂書店札幌店と北海道大学出版会様とのコラボレーションコーナーが第21回目の更新を迎えました。


第21弾は、北海道大学大学院文学研究院教授(芸術学研究室)の「谷古宇尚」先生をお迎え致しまして、

秋に美術の本を読む 』というテーマでお送り致します。

今回もその中から3点ほど、谷古宇先生にご選書頂いた商品をご紹介致します。

 

●『かなしむ人間』

鈴木幸人 編著 北海道大学出版会 発行 本体価格:2,600円
「かなしみ」(悲、哀、愛、愁、歎、そして涙)は、古今東西、人間と社会に否応なく是非なく存在してきました。だからこそ、かなしみと共にあることが、じつは人間の根源なのかもしれない…。人文学の視点と方法論によって、かなしみの諸相を問い、探ります。

 

●『アンリ・フォシヨンと未完の美術史-かたち・生命・歴史』

阿部成樹 著 岩波書店 発行 本体価格:9,800円
「美術史」という学問を深く知るための優れた著作。民族学や人類学、進化生物学などとのかかわりを検証しながら、目と手を通して「かたち」を経験することを基本とする美術史学の独自性を探る。美術作品の図版や解説はないが、じっくりと充実した勉強をしたい人におすすめ。

 

●『ルネサンス三巨匠の物語-万能・巨人・天才の軌跡』


池上英洋 著 光文社 発行 本体価格:920円
レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエッロの出会いをお話し仕立てで再現。読み物っぽいが、該博な知識に基づいており、記述は信頼できる。その上で空想(仮説)も織り込まれており刺激的な著作である。

 

他にも多数、谷古宇先生にはご選書頂きました。是非、当店の売場にてご覧下さい。

 


来月も更新予定です!!今後の企画にご期待下さい。