【有楽町店】最新BEST5発表!(2016・9/4-9/10)
★文芸
1位 『危険なビーナス』 東野圭吾 講談社
2位 『何様』 朝井リョウ 新潮社
3位 『コンビニ人間』 村田沙耶香 文藝春秋
4位 『海の見える理髪店』 荻原浩 集英社
5位 『陸王』 池井戸潤 集英社
★文庫
1位 『小説君の名は』 新海誠 角川文庫
2位 『売国』 真山仁 文春文庫
3位 『本日は、お日柄もよく』 原田マハ 徳間文庫
4位 『聖なる怠け者の冒険』 森見登美彦 朝日文庫
5位 『とっぴんぱらりの風太郎(上・下)』 万城目学 文春文庫
★新書
1位 『鋼のメンタル』 百田尚樹 新潮新書
2位 『人口と日本経済』 吉川洋 中公新書
3位 『ヤバい心理学 眠れなくなるほど面白い』 神岡哲史 日文PLUS
4位 『沿線格差 首都圏鉄道路線の知られざる通信簿』 首都圏鉄道路線研究会 SB新書
5位 『言ってはいけない』 橘玲 新潮新書
★コミック
1位 『昭和元禄落語心中 10』 雲田はるこ KCx
2位 『僕のヒーローアカデミア 10』 堀越耕平 ジャンプコミックス
3位 『BLUE GIANT 9』 石塚真一 ビッグコミックススペシャル
4位 『血界戦線Back 2 Back 2』 内藤泰弘 ジャンプコミックスSQコミックス
5位 『食戟のソーマ 20』 佐伯俊/附田佑斗 ジャンプコミックス
★ビジネス
1位 『「家賃0円・空室有」でも儲かる不動産投資』 大地則幸 ダイヤモンド社
2位 『ニトリ 成功の5原則』 似鳥昭雄 朝日新聞出版
3位 『自分の「怒り」タイプを知ってコントロールする はじめての「アンガーマネージメント」実践ブック』 安藤俊介 ディスカヴァー・トゥエンティワン
4位 『道をひらく』 松下幸之助 PHP研究所
5位 『最強の働き方』 ムーギー・キム 東洋経済新報社
★ノンフィクション
1位 『二世』 尾崎裕哉 新潮社
2位 『ありのままに、ひたむきに』 大谷光淳 PHP研究所
3位 『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』 Eiko サンマーク出版
4位 『マンガでおさらい中学英語』 フクチマミ/高橋基治 KADOKAWA
5位 『「ローマの休日」を観るだけで英語の基本が身につくDVDブック』 藤田英時 アスコム
今週の文芸書1位は、3週連続、東野圭吾さんの新刊『危険なビーナス』(講談社)
勢いがとまらぬ。
来週のランキングも楽しみ。
文芸書2位は、朝井リョウさんの新刊『何様』
『何者』で描かれた世界のアナザーストーリー集です。
『何者』をもう一度再読してから『何者』を読むと二作品のつながりがよく分かるので、
『何者』の再読をオススメします。
「水曜日の南階段はきれい」は、光太郎とクラスメートの女性とのエピソード。
そっかぁ~、光太郎にはこんな素敵な出会いがあったのね(『最後の恋 MEN’S』にも収録)
…光太郎と夕子は、現在進行形ですかー? 気になってしょうがないです、朝井さん!
「それでは二人組を作ってください」は、理香と隆良の出会いの物語(『この部屋で君と』にも収録)
『何者』を読んだとき、この二人の出会いを知りたかったので嬉しい。
そして、拓人は・・・????
『何様』は、必ずしも『何者』の登場人物がメインとなる話ばかりではない。
そうなんだけど、それにしたって、読んでも読んでも拓人が出てこない!
『何者』では主人公だったはずだけど、拓人はどこに出てくるのーー?
『何者』読者の期待や予想をずばっと裏切る作品をぶちこまれると、
逆にストーリーにのめりこみたくなるのは私だけでしょうか。
拓人は実は登場してたのに、私が読み飛ばしちゃって気付かなかっただけ?と思い、
『何者』を再読し、『何様』ももう一度読みました。
表題作「何様」
選ばれる立場の学生側の対面には、選ぶ立場の社会人が座っていたことに気付く。
社会人にも仕事に関する迷いや悩みがあったり、
いつの間にか親が自分を生んだ年を越えて、友達には子どもができて…。
わー、これ、今の私と同じ状況・・・。
『何者』は就活中の多くの学生から支持があるかと思いますが、
『何様』は就活を終えた社会人も共感できると思います。
『何様』の表紙のエンボス加工、分かりますか~?
写真が下手ですみません。
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