今月も三省堂書店札幌店と北海道大学出版会様とのコラボレーションコーナーが第12回目の更新を迎えました。
第12弾は、北海道大学総合博物館特任教授の「高橋英樹」先生をお迎え致しまして、
『植物の自然と文化を読み解く 』というテーマでお送り致します。
今回もその中から3点ほど、高橋先生にご選書頂いた商品をご紹介致します。
●『千島列島の植物』
高橋英樹 著 北海道大学出版会発行
植物が三つの回廊―本州、サハリン、千島列島―を経由してたどり着いたのが北海道。その一つの回廊、カムチャツカ半島と北海道を繋ぐのが長大な列島、千島(クリール)である。千島列島産植物を網羅した戦後初めての著作。
●『北海道の高山植物』
梅沢俊 著 北海道新聞社発行
北海道の夏山を歩いて花を楽しむ人には必携の書。北海道の高山植物についてはこれで事足りる。写真は科の順番に配列されているので中級以上の人向き。群落写真や花のアップ写真も多用され、山に行かず家で寝転んでページを眺めても楽しめる。
●『植物文化人物事典』
大場秀章 著 日外アソシエ-ツ発行
北海道の植物について蘊蓄を語りたいなら、アイヌの人たちによる植物利用法を勉強するに如かず。生活の中でナチュラリスト・エコロジストを実践してきたのがアイヌの人たちだったのだろう。
他にも多数、高橋先生にはご選書頂きました。是非、当店の売場にてご覧下さい。