★文芸

1位　『不運と思うな。大人の流儀６』　伊集院静　講談社

2位　『陸王』　池井戸潤　集英社

3位　『家康、江戸を建てる』　門井慶喜　祥伝社

4位　『希望荘』　宮部みゆき　小学館

5位　『ラストナイト』　薬丸岳　実業之日本社

★文庫

1位　『死神の浮力』　伊坂幸太郎　文春文庫

2位　『村上海賊の娘１・２』　和田竜　新潮文庫

3位　『本日は、お日柄もよく』　原田マハ　徳間文庫

4位　『ドミノ倒し』　貫井徳郎　創元推理文庫

5位　『タックスヘイヴン』　橘玲　幻冬舎文庫

★新書

1位　『日本会議の正体』　青木理　平凡社新書

2位   『言ってはいけない　残酷すぎる真実』　橘玲　新潮新書

3位　『ヤバい心理学　眠れなくなるほど面白い』　神岡哲史　日文ＰＬＵＳ

4位　『９９％の会社はいらない』　堀江貴文　ベスト新書

5位　『ビジネスマンのための最新「数字力」養成講座』　小宮一慶　ディズカヴァー携書

★コミック

1位　『ちはやふる　３９』　末次由紀　ＢＥＬＯＶＥＫＣ

2位　『ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ　８２』　尾田栄一郎　ジャンプコミックス

3位　『はんだくん　６』　ヨシノサツキ　ガンガンコミックス

4位　『マギ　３０』　大高忍　少年サンデーコミックス

5位　『暗殺教室　２１』　松井優征　ジャンプコミックス

★ビジネス

1位　『創業メンタリティ』　クリス・ズック、ジェームズ・アレン/火浦俊彦　日経ＢＰ社

2位　『１億総バッタ時代』　有本周平　サンライズパブリッシング

3位　『株は技術だ！』　相場師朗　ぱる出版

4位　『超速パソコン仕事術　仕事が速い人ほどマウスを使わない！』　岡田充弘　かんき出版

5位　『マーケティング基礎読本』　日経ＢＰ社

★ノンフィクション

1位　『運のいい女（ひと）の法則』　ワタナベ薫　三笠書房

2位　『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』　Ｅｉｋｏ サンマーク出版
3位　『マンガでおさらい中学英語』　フクチマミ/高橋基治　ＫＡＤＯＫＡＷＡ

4位　『毎朝、服に迷わない』　山本あきこ　ダイヤモンド社

5位　『自宅でできるライザップ　食事編』　ＲＩＺＡＰ株式会社　扶桑社

文芸書１位は、伊集院静さんの『不運と思うな。大人の流儀６』（講談社）

今後、『不運と思うな。大人の流儀６』と『陸王』とで１・２位を争っていくような予感。

毎日、この２冊が一進一退を繰り返してます。

“不運と思っては、哀し過ぎるではないか。

不運と思うな。そう自分に言い聞かせて、今日まで来ている。”

仙台にいる家族のこと、仕事場としての東京、愛犬のこと、話題のニュースのこと…。

文章がとってもシンプル。簡潔。

仙台の自然が季節を感じさせる。

移り変わる季節を感じる生活を忘れていたことを思い出した。

‘不運と思うな’　読む前は、この言葉は読者への説教なのかと思っていた。

でも、そうではなかった。

伊集院静さんがご自身に向けて言い聞かせる言葉だった。

好きだけど、たまに恐くて、少しうざったい自分の父親が話しかけてくれているような。

読んでいて心地よかったです。

文芸書初登場５位は、薬丸岳さんの『ラストナイト』（実業之日本社）

吉川英治文学新人賞受賞後、初の単行本。

（デビュー１０年の作家に新人賞ってか！ゆるくないな、吉川英治文学新人賞！）

５人の視点で語るミステリー。

怪しい人物がどの章にも登場してきて、絶対荒木がおかしいと思っていたけど、だまされたよ！

刑務所に入るのに、そんな理由があったなんて、切なすぎる。

そして、薬丸岳さんの文庫新刊『刑事の約束』（講談社文庫）が7/15に発売！

夏目信人シリーズ第３弾です。

重たいことばかりが起きる薬丸小説でありながら、

よくぞひとつの物語として完結させることができるな、すごいよすごいよと薬丸岳さんの小説を読むたび毎度思う。

今回は、オムライスの少年と夏目の約束と絵美ちゃん。

『オムライス』の少年がこんなかたちで再登場するなんて、悲しすぎます。

夏目の後悔が辛い。

でも、絵美ちゃんが目覚めた今、夏目なら前に進めるはず。

はやく続編が読みたい！

さて、今週のビッグイベントと言えば、芥川賞直木賞発表。

7/19夜決定します！