今月も三省堂書店札幌店と北海道大学出版会様とのコラボレーションコーナーが第4回目の更新を迎えました。
第4弾は、「働かないアリに意義がある」が20万部突破の大ヒットとなりました、北海道大学大学院 農学研究院 准教授「長谷川 英祐」先生をお迎え致しまして、
『「私」を作った書籍たち』というテーマでお送り致します。
今回もその中から3点ほど、長谷川先生にご選書頂いた商品をご紹介致します。
・火星年代記
レイ・ブラッドベリ著 小笠原豊樹訳 早川書房発行
火星に移住した人類と滅びた火星人を巡るファンタジー連作短編SF。SF界の詩人ブラッドベリの繊細な世界を堪能できる。ラストのセリフの衝撃は今も忘れられない。
・デビルマン
永井豪著 講談社発行
人間をすさまじい画力で描ききった稀代の傑作マンガ。終盤の瞬間的な善悪の逆転はすさまじい後遺症を残した。小学5年時に連載を読み、終盤のあまりの恐ろしさに続きを読めなくなり、読んだのは高校生になってからだった。日本漫画史上ベスト5には入るだろう。
村上龍著 講談社発行
愛と狂気がなければ人は自らを支えることは出来ないし、素晴らしい仕事もまた不可能。しかし両者はしばしば矛盾し、人が生きるのを苦しめる。数年前再読したとき、ラストシーンだと思っていたシーンの後にエピローグがあり、人間の記憶の不確かさを痛感。
他にも多数、長谷川先生にはご選書頂きました、是非当店の売場にてご覧下さい!!
来月も更新予定です!!今後の企画にご期待下さい。