三省堂書店 BOOKS SANSEIDO

月イチ企画「北大の先生が選んだ本」スタートしました!

掲載日:2017年5月20日

三省堂書店札幌店に北海道大学出版会様とのコラボレーションコーナーが出来ました。
題して「北大の先生が選んだ本」コーナーです。
今後、月イチ更新にて、北海道大学の先生方にオススメの書籍を講評して頂きます。
第一弾は、北海道大学名誉教授「中村 研一」先生をお迎え致しまして、
「政治家の自伝・伝記を読む」というテーマでお送り致します。
今回はその中から3点ほど、中村先生にご選書頂いた商品をご紹介致します。

・チェーザレ・ボルジア― あるいは優雅なる冷酷 ―
西欧でもっとも「男性的・精力的」と評されるマキアヴェッリ的権謀術数の主ボルジアを描いた傑作である。「徳・卓越性の発揮」を、日本女性が描き切った。源氏物語以来の文学における女性の優位の例証である。

・サッチャー回顧録― ダウニング街の日々 ―

英国最初の女性首相の回顧録。ドラッグストアの子に生まれたが、男社会の英国保守政界で、並み居る男政治家たちを警戒させることなく台頭し、いったん首相になると、12年の間威力を発揮して、英国政治に君臨した。「鉄の女」の自伝。映画化(『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』、メリル・ストリープ主演)されてヒットした。

・田中角栄― 戦後日本の悲しき自画像―

田中角栄は戦後日本の最も重要な議会人。第一回国会議員選挙(1947年)に初当選、国会の自由討議に参加し、自由討議が、所属政党の主義政策の線を逸脱したとしても、議員個人においてなされるべきものであることや、その存在理由について述べた。また初当選の3年後、焼け野原となった東京を再建するための「首都建設法」を提案・成立させ、1962年までに33件の議員立法を成立させた。これも議会史上類例がない。

他にも中村先生には多数ご選書頂きました、是非当店の売場にてご覧下さい。

・今月の先生ご紹介

今後も月イチにて更新予定です、是非ご期待下さい。