単行本・その他の最近のブログ記事
2010年10月24日 23:45
ザガットサーベイ東京のレストラン2011
去年、サーベイしたグルメさんの手元には、
そろそろ届いた頃でしょうか。
2011年度版の「ザガットサーベイ東京のレストラン including Yokohama」
有楽町店では、22日に先行発売店頭キャンペーンをドーンと行いました。
自分が作ったわけじゃないけど、内容には自信があります!
なぜなら・・、自分もサーベイに本気で参加したから!
大好きなお店が掲載されるのはすごく嬉しいし、
投票するからという理由で、あれこれ食べに行くのも楽しい。
気分はミシュランの覆面調査員です。
しかも、登録して期間内にサーベイすると、
次の年の完成本が無料で送られてくる超太っ腹システム!
2011年度版を持ってあちこち食べ歩いたら、
2012年度版はちゃっかり送ってもらっちゃおう!

2010年3月27日 10:00
四十九日のレシピ/伊吹有喜
四十九日のレシピ 伊吹有喜 ポプラ社
タイトルから想像できる通り、
この物語は、「乙母」が亡くなり、
葬式を終えたあたりから始まる。
乙美は百合子の継母で、
略して乙母(おっか)と呼ばれていた。
夫の良平は、突然妻を失って、
生きる気力を失っている。
娘の百合子は、
最後まで乙母に素直になれなかったことを後悔している。
おまけに夫との関係に悩み、心はクタクタ・・。
しかし乙母が遺した「四十九日にやって欲しいこと」
を実現しようとすることで、
遺された家族は、どん底から徐々に救われていく!
自分が死んだらこうして欲しいな、という希望はある。
お経は要らないから、自分が好きだった音楽をかけて欲しい。
棺桶に宝物を入れて欲しい。
お供えは洋菓子の方がいい。
これらの要望は、全部自分だけのためのものだ。
死んだらどうなるかなんて分からないのに、
死後の自分への愛から、ワガママを言っているのだ。
しかし乙母は、
「愛する人たちへの思いやり」だけを遺した。
とびっきりでっかくてあったかいスケールの愛ですよ、これは!
2010年3月 7日 10:00
それではさっそくBuonappetito!/ヤマザキマリ
「古代ローマ人が現代の日本の風呂にタイムスリップする!」
そんな設定を聞いただけで、読まずにはいられなかった「テルマエ・ロマエ」
じわじわとクチコミで広がり、今ではあちこちの書店で大きく展開。
つい目を奪われる、堂々とさらした彫刻のような裸体は、インパクト絶大!
そんな素晴らしいローマ人の絵を描く作者のヤマザキマリさんは、
イタリアに留学経験があり、現在はポルトガル在住とのこと。
うーん、どうりで濃い顔を描くのが上手いわけです。
そして今、じわじわ注目を集めているのが、こちら。
それではさっそくBuonappetito!
ヤマザキマリ 講談社
イタリアやポルトガルの
美味しい料理を紹介するグルメ漫画
・・・のはずなのですが、
こんなに笑えるのは何故・・?
美味しそうで腹が減り、
笑いすぎてまた腹が減ります!
ちらっと出てくるローマ人は、
テルマエのルシウスにそっくりで、また笑えます・・・!
それではみなさん、
ヤマザキマリ流 グルメギャグコミックエッセイ イタリア風味、ブォナペティート!
2010年2月13日 10:00
僕の明日を照らして/瀬尾まいこ
僕の明日を照らして
瀬尾まいこ 筑摩書房
中学二年生の隼太は、
義理の父親、優ちゃんに虐待されている。
些細な事でスイッチが入ると、キレて殴る。
(例えば、さっさとお風呂に入らないとか)
でも、殴った後は、本気で謝るし、優しくしてくれる。
(酷い事をしたと落ち込んで、自分を責めたりもする)
でも、なんてサイテーな父親だ!なんて憤っていると、読者は肩透かしをくらう。
隼太は、そんな優ちゃんとの暮らしを、
嫌悪するどころか、死守しようとしているのだ。
隼太のドライなキャラは、児童虐待の重苦しいイメージとは結び付かないし、
実際隼太と優ちゃんは、そこいらの実の親子より、よっぽど仲良しである。
人と人との関係なんて、何も一概には言えることはない。
じっくり読み終えた今、隼太の選択が間違っていたとは思えない。
愛情があるかないか、大事なのはそこだ。
2010年1月30日 10:00
かのこちゃんとマドレーヌ夫人/万城目学
かのこちゃんとマドレーヌ夫人 ちくまプリマー新書
直木賞候補になった「プリンセス・トヨトミ」の次は、
書き下ろし長編小説の「新書」!
かのこちゃんは、小学一年生の元気な女の子。
「ふげ」とあくびする猫のマドレーヌ夫人と、
彼女の夫である「激渋」な玄三郎と共に暮らしています。
もうこの夫婦!素敵すぎてたまらない・・。
二人(二匹)の運命の出会いから、
夫婦としての何気ない日常、静かな会話、
さり気ないけど深い思いやり・・にウットリ。
今年のいい夫婦の日(11月22日)には、
この夫婦が表彰されるかもしれません。
残念ながら、人間のかのこちゃんには、彼らの言葉がわからない。
(彼らが愛し合っていることは、6歳といえど、ちゃーんとわかっていますが。)
実はある理由で、猫集会に集まる猫たちにも、
彼らの会話は理解できません。
だから、ラストの二人の会話で、涙し、でもしあわせな気分になれるのは、
読者である私達だけの特権です!

